サッカー少年よ、勉強しろ!

サッカー少年から一転、2017年中学受験に向けて勉強はじめたツグオの記録。兄ナガオはサッカー三昧。

あれから7年?大学生になったツグオ

時のたつのは早いもので・・毎日のようにブログを書いていた中学受験期から7年?8年?がたち、気が付けばあのツグオも大学生ですよ。中学受験ブログはたくさんあったけれど、あの過酷な中学受験を経た子供たちが結局どんな大学受験を経験するのか、というのはあまり見えてないんじゃないかな、と思い、その後のツグオの話を少し。

第一志望の中高一貫校に入学したツグオ。当初の予定どおり、サッカー三昧の中学高校生活を送るも、例のパンデミックのせいで高校生活は課外活動はできず、胸の内はかなり複雑だった模様。もともとかなりメンタルが柔らかめなので、その柔らかなハートを守るためにトゲトゲを発達させて周囲を威嚇、主に母がそのトゲの標的とされていた。反抗期と一口に行ってしまうのは簡単だけれど、渦中にいる親は結構つらい。私も相当悩んだ。体育会系の部活というのは今も結構昭和な体質をひきずっている場合も多く、ツグオもリベラルな校風の学校にいながらザ・理不尽の部活に苦しんでいる様子だった。

毎日のように文句を言いながらもなんとかやり切った高校サッカーの引退は10月下旬。よくやりきったよね、お疲れ様!とエールを送りながらも心の中では「センター試験まで3か月もないやんけ!」と叫んでおりましたよ、ワタクシ。公開模試もほぼ受験せず、受験した模試の結果はボロボロで、いったいどうなるのかと夫と手を取り合って震えておりました。。私もいい年なので知人たちは会社では結構高いポジション、採用にあたって学歴ヒエラルキーなるものは存在するのですか?と話すと、たいてい「残念ながら厳然として存在しますね。採用の際にはやっぱり学歴は見るよ」と厳しい現実をつきつけらる。私はもう入れてくれるならどこの大学でもいいと思っていたのだけれど。。友人たちは口をそろえて「一浪くらいなんでもないから、妥協させないほうがいい」という。

たまに家にくる長男ナガオ(こちらは大学生になると同時に独立してしまった)にアドバイスをもとめると「大学なんてどこも一緒だから合格した大学に行かせるべき。浪人してツグオが勉強すると思う?しないにきまってるよ!」と中学受験期と同じくらいの勢いでぶった切られた。

当時、高校の保護者で口癖のように言っていたのは「どうして中学受験で大学付属を選ばなかったのかしらー。。」デス。中学受験期には大学受験のことは考えません。できるだけよい教育を受けさせてくれそうな、校風がわが子にあう学校を吟味して選択します。でも大学受験を目前に控えたとき確実に考えます。「中学受験は早慶付属一択だった!」と。

運よく孫が生まれて中学受験するなんていったらばあばの遺言としてこの言葉は残しておいてもらいたい。

結局志望校は最難関国立と早慶

浪人も視野に入れて挑んだツグオの受験校は国立前期と早慶のみ。国公立は受験が前期に集中するので後期は受験できる大学がほぼなく、兄ナガオからは「中期も出願すべき」といわれていたけれど、ツグオの強い意志で前期の最難関のみの受験となった。私立は合格偏差値が持ち偏差値より10低ければ安全と塾の先生にいわれるも、母は全くそれでも合格するとは思えず、また下手にどこかに合格してしまうとこれ以上勉強したくないという気持ちが勝って進学してしまいそうなので(それがいいのか悪いのかはジャッジできなかったけど、諸先輩の一浪許容説を受け入れた)、進学を希望しない大学の受験は取りやめることにした。

果たして結果は・・

国立は残念だったけれど、志望する私立大学からは複数学部で合格をいただくという快挙。仕事中にツグオから合格発表のスクショが送られてきたときにはうれしいより「マジか!?」という驚きの方が先にたった。実力を疑ってて( TДT)ゴメンヨー、息子。

本人は一瞬第一志望の国立大学目指して浪人すべきか逡巡したようだったけれど、いやいや、一年勉強しつづけるとか無理でしょ、と我に返った模様。

母は入学金を納めてなおも何か不手際で合格が取り消されるのではないかと緊張しっぱなしだったよ。。

あれから早半年がたち、ツグオも立派な(?)大学生となり、勉学にいそしんでいます。次の目標は海外留学。もはや親の力の及ぶ範疇ではなくなったので、あたたかく「がんばれよー」と声をかけるのが精いっぱいです。

少年老い易く学成り難し。一寸の光陰軽んずべからず。

 

あ、ちなみ高校部活引退以来、サッカーボールは一切触っていません。笑

存分にやりきったということでしょう。