作法がわからないまま、化学療法の一回目が行われました。
診察の待ち時間を削減するため、9時からの診察の予約をいれ(先生の、朝一が一番待たせないよ!の一言で決定)、9時の診察に間に合うよう8時に採血。朝一の診察のために採血も優先レーンをつかえるのですが、どこにいけばよいかよくわからず(前回の診察の際に看護師さんに丁寧に説明されたことは全力で忘れました)、朝7時半にいって整理券をもらって通常レーンにならんでしまいました。採血終了9時半だったので、血液検査の結果をまって9時半からの診察となりました。
1週間ぶりにご対面の主治医様、優しい顔で「治療の方針は納得できましたか?どうします?」とファイナルアンサーを求めらえ・・・「私に何かオプションはあるのでしょうか?元気に2年生きるでいいんですけど・・」と私が言うと、先生はおや?という顔をして、「元気に2年は生きられますよ、治療すれば」とのお答え。そうですよね、私は死ぬ病気ではないのです。ただ先生の言う「元気」と私の求める「元気」に若干よりやや大きな乖離があるだけでして。。
はい、がんばって治療します。とぼそぼそ答えました。そのあとは薬剤師さん面談があって抗がん剤の副作用の説明や対処などをレクチャーされました。その後看護師さんから化学療法の作法を教えられて、いざ出陣です。化学療法の手順は以下
EC療法
- まず服薬ーイメンドカプセル 吐き気止め
- 吐き気止め点滴(5分)アロキシバック+デキサート
- 抗がん剤(5分)エビルビシン
- 抗がん剤(30分)エンドキサン
- ルートを流す補液(5分)生理食塩水
1時間くらいで終了です。テレビのあるリクライニングソファに横たわっておけばあとは看護師さんがテキパキと点滴をかえてくれるので寝てるだけ。実際私はずっと寝てました。
事前にエンドキサンはワサビをたべたように鼻の奥がツーンとなる人がいると看護師さんから聞いていたのですが、これがびっくり。そんなツーンとかかわいいものじゃなくて、かき氷をかきこんだときのように頭とのどの奥がキーンといたくなってびっくりしました。あまりの痛さに目がさまめしたよ。
大丈夫ですか?と聞かれて「頭がめちゃくちゃ痛いです。」と言ってみましたが「点滴おわったら治りますから、ひどいようだったらカロナールのんでくださいね」と軽やかに返されました。そうか、痛かろうが痛くなかろうが治療がとまることはないのだね。。
化学療法室は全部で20床くらいあるのかな?多い日は200人の患者さんがくるというのだから私の頭痛に付き合ってる暇は確かにないだろうなぁ。
無事初めての化学療法を私が終えた傍らで、心配性の夫は「今日はなにがなんでもついてく」と車で送迎して治療が終わるまで病院併設のカフェで仕事してました。余裕綽綽の私を見て安堵したような肩透かしのような。治療は一瞬だった、寝てたからというと、さもありなんという反応でした。
次の治療は3週間後。副作用対処のために大量の薬が処方されて、すっかり病人気分です。あー、なんか気が重い。病院くるとほんとメンタルやられます。。