サッカー少年よ、勉強しろ!

サッカー少年から一転、2017年中学受験に向けて勉強はじめたツグオの記録。兄ナガオはサッカー三昧。

乳房全摘出手術 入院2日目 (手術当日)- Day 256

入院2日目。前日21時から絶食となりお腹ぺこぺこのまま朝を迎えました。手術は朝一8時40分に予定されていたので5時に看護師さんが声をかけてくださり、あわてて最後の経口補水液を飲み切りました。これよりあとは水分もとれません。お腹空いたー。

8時30分に心優しき夫が鷹のように優秀な長男をつれて手術の立ち会い?に登場。看護師さん、私、夫、長男の4人で手術室に向かう途中、長男が「好きな音楽とかかけてくれないの?」と素朴な質問とかしてました。もちろんそんなサービスはないよ、息子よ。記録魔の夫はここでもパシャパシャと写真をとってて、看護師さんがご家族でとりましょう、と手術室前でピースサインをする夫婦とげんなりした顔の長男という家族写真を撮ってくれました。がんばれよーの声に見送られ、患者のみが入れるエリアには工場のように手術室が並び圧倒されましたよ。20部屋くらい並んでたかな、常時オペが行われているといってました。

手術室に入るとちっちゃい手術台にねかされて落ちないように手足を固定されます。まさにまな板の鯉状態。ピカピカの無機質な手術室の無影灯をながめながら、このままグッバイ人生もありえるのか、と一人しみじみしてました。大丈夫?と覗き込む主治医の肌色があまりに白くて思わず「先生、マイケルジャクソンみたいな治療してるんですか?肌が真っ白ですよ」と言ってしまい、先生は、え?私のこと?と苦笑い。してませんよーという傍で、麻酔医の先生が「使う麻酔はマイケルジャクソンのといっしょですよ」とシュールな軽口をたたいてました。それヤバイじゃん。ww

そこからは記憶なし。気がついたら主治医はおらず、看護師と麻酔医の先生だけが手術室にいて、手術台から病棟用のベッドに移し替えられて手術室をあとにしました。ほんとあっという間というか寝てたので手術は秒でおわった感じ。手術室の外で待っていた夫と長男と少し言葉をかわし(その前に彼らは主治医から手術の詳細をきかされていた模様)病棟に戻りました。手術開始からおよそ3時間後だったかな。12時前には病棟に戻りました。

術後の痛みはあんまりなかったんだけど、左腕の手首から点滴をとっていたのでそこが地味に痛い。とはいえこの点滴は翌日まだはずれないので忍の一字でがまん。正確には覚えてないけれど2時間おきくらいに検温と血圧測定と傷跡チェックをされました。夕方になり、看護師さんから起きてみますか?ときかれ「はい!ぜひ」とやっと歩行許可が出たのでトイレまで歩き、ふらつきもないということで導尿の管がはずされました。ヤッター。さらにその3時間後くらいに水分いれる点滴もはずされ、体は一気に身軽に。乳房とリンパ節をとったところから伸びてるドレーンと滲出液をためるパックを入れるポシェットを首から下げて、最初はおそるおそるでしたが一人で移動できるようになりました。手首の点滴のルートはまだはずされず相変わらず地味に痛かった。

あと、胸の傷口はバンドで強く巻かれて保護されている感じがあったので安心感大きかったです。この日はさすがに傷口を見る勇気はなかったなー。

点滴とれた後は飲水が許可されたので、むぎちゃをごくごく飲みました。コーヒーがめっちゃのみたくてダメもとで「コーヒー飲んでもいいですか?」と聞いたところ案の定ダメでした。ww

何はともあれ手術は無事終了。考えすぎると悲しくなるので、今は怪我した野良猫が物陰でじっとしている姿をイメージしながら、静かに回復につとめます。

ドレーンパックをいれれるポシェット。いちご柄♡