サッカー少年よ、勉強しろ!

サッカー少年から一転、2017年中学受験に向けて勉強はじめたツグオの記録。兄ナガオはサッカー三昧。

乳房全摘出手術 入院日8日目 (手術6日後)リハビリ教室- Day 262

入院生活8日目にもなると1日の過ごしかたがわからない。朝5時すぎに目を覚まし、同室ベッドの方の迷惑にならないよう少しモゾモゾ。6時になると電気がつけられるので、そこから活動開始で白湯をいれてのみ、体重測定。白湯をとりにいくと私と同じように朝を待ちきれない人が数人あらわれるので挨拶と短い会話をして1日をスタート。

この日は朝の健康チェックでドレーンから出た滲出液の量が50mlとなっているのでギリギリのラインで翌日の退院が許可されました。ヤッター!やっと帰れる!入院前から「前回の治療入院の際は二泊三日だったのに激退屈でしたので最短のステイにしてもらいたい」と懇願していたので先生もギリギリのラインで退院GOをしてくれたみたい。私の場合、子供も大きくて家事負担もないし、病院も近いので少々のことなら大丈夫と思ってもらえたのかも。そんないい加減な判断はしないかww 入院後初めて実母から「どんな調子なの?」みたいな連絡がきて、なんとも薄情な人だよ、となじりたい気持ちがむくむくと湧き上がってきたけれど、それでは今世の徳が下がってしまうので「元気だよー」とだけ返しておいた。

リハビリ指導をうけてボルダリング再開を目標とする

この日はリハビリ指導。指定時間にリハビリルームに行くと乳腺外科入院中の患者が6人ほど集まっていた。全摘だったり部分切除だったりリンパ節郭清だったりと術式は違えどみなさん術後。年齢もバラバラなのでやはり若い人の方が回復が早いような気がしますね。リバビリ指導の先生にレクチャーをうけながらみんなで同時に腕を伸ばしたり肩を回したり。体が伸びて気持ちいいことを感じてください、といわれて一生懸命腕の上げ下ろしをしてたらそれだけで結構汗をかきました。

リハビリの先生の説明曰く、「腕が伸びない、伸ばすと痛いと感じるのは、手術の傷のせいではないんです。それが証拠に、眠っているみなさんの腕を第三者が動かしたら腕は簡単にあがります。上がらないのは、傷が痛むのではないかと体がむやみに術後の腕や肩をかばって体が縮こまってるからなんですよ。」とのこと。えー、そうなの、意外!

とにかくリラックスして腕を伸ばすように、とのこと。

私、もともと肩甲骨周りがやわらかくて、背中手繋ぎも余裕でできます。右腋窩のリンパ節郭清をして、もうこんなこともできなくなるのね、と術前は思っていましたが意外なことに術前と同じくらい肩甲骨周りは動いてくれて。ただ二の腕の内側はさわるだけで飛び上がるくらい痛いし、前腕の内側もつっぱり感がすごくて組んだ手をひっくり返して腕を伸ばすと強い痛みがはしります。右手首の動きが悪いこと、二の腕の内側をスムーズに伸ばすことをまずは目指さないと、ですな。

抗がん剤治療を始めた時にも言われたことですが、治療の目標は「今までどおりの生活をうすること」なのでとにかく普通の生活をしてください、とのこと。今までやっていたことを我慢したり制限したりする必要はないし、できないことがあればそれをできるように薬を追加したり変更したりしましょう、と内科の先生にいわれました。

リハビリの先生も、手術前と同じ生活ができるように頑張ってね!と言ってましたねぇ。言われてみればその通りで、手術したからといって何かを諦める必要は一ミリもないわけで。

というわけで、右乳房全摘出、腋窩リンパ節郭清した私のリハビリの目標はまたボルダリングできるようになること!リンパ浮腫に気をつけながら山にも登りますよ!なせばなる、なさねばならぬ何事も、なさぬは人のナントカだ٩( 'ω' )و