サッカー少年よ、勉強しろ!

サッカー少年から一転、2017年中学受験に向けて勉強はじめたツグオの記録。兄ナガオはサッカー三昧。

強く死を意識する - Day47

乳がんが発覚したとき、告知されたときとでもいうのかな、多くの人がひどく動揺して泣いたり落ち込んだりするといいます。私も主治医の先生に、「”がん”を告知されて気分がふさぎ込むのは当然の反応です。でも最初はひどく落ち込んでも2,3週間で気持ちは落ち着きを取り戻します。もし一か月すぎても気分がふさぎ込み続けるときは、専門のチームでサポートするので教えてください」みたいなことを言われました。

しかし自分を振り返ってみるとさほど気分が落ち込むということはなかったかなぁ。何もしなければ余命は2年程度、といわれたときも。毎年検診うけていたのに、なぜがんを見つけられなかったのか、という後悔もなかったし、もっと初期のガンだったら・・とタラレバにぐるぐると思考をからめとられることも。

私の場合、50年、本当に好きなように生きてきたし、やりたいことはやったしな、という自覚があるからかもしれないです。口癖は”明日死ぬかもしれない”ですしね。死に対して現実感が薄いというのもあるとは思います。でも長生きしようと抗がん剤治療を頑張っている最中に事故に遭うことだったあり得るわけで。あと何年生きれるなんて、やっぱりわからないじゃないですか。

ステージ3Cの乳がんになって、5年生存率を検索して80%となっていても、自分は20%の方に入るかもしれないしね、とも思います。まったく別のガンになるかもしれないし、脳梗塞とかで倒れるかもしれない。私はいつも思うのですよ。たった一つ誰もが知っている事実は、人間は必ず死ぬということ。でもほとんどすべての人は「いつかは死ぬけれど、それは今日や明日ではない」と妄信してるんですよね。

明日死ぬと思って今日を生きることは別に恰好いいことではないですけど、そう思って日々いろいろ準備しておけば、残された人は困らないかなとも思います。

我が家の場合、私が死んでも物理的に困ることは何もおきません。それでも貯金のこととか投資のこととか夫はほとんど知らないので(関心がないらしい・・)、先日首根っこつかんで、資産一覧を説明してメモらせました。一応リストは以前から作ってはいるのですが、今回口頭でも説明したので少し安心です。

以前より死を意識するようになって、貯金はやめました。笑

うっかり長生きしちゃうリスクもありますが、あるかないかもわからない老後のために今を我慢しても仕方ないと強く思うようになり、貯金はもうしないつもりです。今日やりたいことのためにお金は使おうと思います。