トレセンの練習は見ていてもさほど楽しくはないので、私はあまり見学に行く気にならない。ならないが、毎回30分程度は顔を出すことにしている。とくに何を見ているわけでもなく、母はキミのことを気にかけている、というツグオへのアピールのためだけに行っている。
この日も練習終了30分ほど前にトレーニング会場に赴いた。練習のテーマは何だろうか?と思いつつ見ていると、ずいぶん大きい子達が混ざっているのに気づいた。ん?Jのジュニアユースの子供達が手伝い(?)に来ているらしい。
試合練習では各チームにお手伝い君たちが一人ずつ入り、U-11のメンバーにいいパスを出してくれる。練習はいつも通りでも、彼らの小気味よいプレーは見ていてホントに退屈しない。基本的にパスを出すだけだけど、何しろ負けず嫌いな兵達なので、万が一にもボールを失うことがあれば大人げなく奪い返しに行く。そしてそういうプレーがまた子供達へのよいデモンストレーションでもあるんだよね。
コーチよりも年の近いジュニアユースの子達は小学生には大人気だ。誰もがパスを欲しがり、マッチアップを嫌い(というかハナから諦めてる・・)、そのプレーに見蕩れてる。
正直、ツグオ達のトレセンのレベルはあまり高くない。スーパースターがJのジュニアに早々に移籍してしまったことでプルアップできなかったという側面もある。でも、救いはそれでもコーチ達が「サッカーの楽しさ」を最優先してくれるていることと、先輩達がよく顔を出してくれることで目標とするモデルを明確にイメージすることができること。
よい環境を作ってあげられるのは、偏に監督のさ人徳だと、本当に思う。
さて、そろそろ今年のトレセン活動も本格化するヨ。上のカテゴリを意識して練習に取り組む子も出てくる頃かな。