勉強させるぞ!という母の意気込みなぞ全く意に介さないツグオ。サッカースクールが終わって宿題を終えた時点で高らかに宣言した。
「明日は朝5時起きでブラジルvsドイツを見なきゃ行けないから今日ももう寝るよ!」
本日も全く勉強してませんが・・・。イラっとする母。すかさずフォローに入る父。
「だってブラジルとドイツだよ。これ見ないわけいかないっしょ。」うんうんと二人でうなずきあって早々に就寝となった。
翌朝、いつもどおりに私が起きてみるとリビングにはなぜかどよーんとした雰囲気がただよっていた。爽やかな朝とは到底言いがたい、疲労感の漂う男3人の表情は睡眠不足からくるものだけでもなさそうだ・・・
「ブラジルどうなのさ?」(テレビはついているが、起き抜け裸眼の私にはスコアまでは見えない。)
「前半ですでに5点やられた・・・」とナガオ。
すでにおわかりかと思う。そうミネイロンの悲劇の日、が起きた瞬間だったのだ。
男どもはすでに「もう学校なんか行けねー。」「仕事なんかやってられっか!」の雰囲気になっているが、我が家はそんなにブラジルファンだったのだろうか?さてはtoto大本命にブラジルをかけていたのか!?
その後、オランダも負けてしまい、決勝はドイツvsアルゼンチンに。まだしばらくはワールドカップフィーバーは続くようでツグオの勉強が進む気配は全くない。我が家の男どもはすでに4年後のロシアワールドカップに心がはやっているようだが、その前にツグオの中学受験があることには一切気づいてない様子。
サッカー少年に勉強をさせるのはなんとも難しい。