サッカー少年よ、勉強しろ!

サッカー少年から一転、2017年中学受験に向けて勉強はじめたツグオの記録。兄ナガオはサッカー三昧。

受験日はいつもと変わらない『一日』

f:id:nagatsugu:20170123160740j:plain

中学受験本番。

 

試験前日は予定通り塾に通い、いつも通りの食事をして普段通りに就寝した。受験日当日はいつもより少し早起きしていつも通りの朝食。ハムと卵にスープとめかぶ、お茶碗一杯のご飯を食べた。

 

夫は仕事で不在、兄ナガオは起床前だったので誰に見送られるでもなくツグオと母の二人で家を出る。日の出前の空は気温は低いけれど「冷たさ」は感じなかったな。

試験日だからといってファンファーレが鳴り響くわけでもなく、一張羅を用意してるわけでもなく、カツカレーを食べる訳でもない。その日を迎えるまでは受験日は何か特別な一日なのではないかと思っていたけれど、迎えてみればいつもと何ら変わらないただの一日だった。毎日の生活の「学校に行く」のパートだけが「試験会場に行く」に変わっただけといった感覚というか。

それでも試験会場に到着するとサピの先生たちが大勢で待ち構えてくれていて、胸がぐっと熱くなった。真冬の寒空の下、どこの塾よりも激励の先生の数は多かったと思う。初対面の先生の「落ち着いてしっかりやりなさい」の一言にツグオは頭をさげる。20人くらいいたのだろうか、いつになったら終わるんだ?と思うくらいたくさん握手をしてもらった気がする。そして直接お世話になっている先生からは肩をたたかれ力強く頷くツグオ。そんな光景を見るだけで母は涙涙だった。無事この日を迎えられたことに心から感謝したい。そしてここまでがんばった息子を本当に誇りに思うよ。

 

試験後はテストの話も間違い直しも一切しなかった。時々ツグオが思い出したように「そういえばこんな問題が出てさ・・」なんて言う度に「もう終わったテストのことは忘れよう。次の試験に向けて今できることをやろう。」と励ました。兄ナガオは試験問題を見て「よくこんなアホらしい問題に1時間も取り組んだよな。」とティーンネージャーらしい回りくどい称賛をおくっていた。出張から帰ってきた夫は「今日はカレーの日なんだぞ!」と一人しつこくカツカレーを推していた。