ベストセラーになった時には全く食指が動かなかったビリギャル 。映画を見た友人の評価も悪くはなかったのだけど、ストーリーとしてはそれほど珍しいものでもなさそうだしなー、なんて。ただ、書籍の表紙の女の子がすごくかわいいんだけど本人?とすごくびっくりしたことはよく覚えている。(本人ではなく人気のモデルさんらしい、というのは後に知った。)
で、そのビリギャルがAmazonPrimeで無料になっていたのでなんとなく観てみた。
慶応大に合格した話、という結果がわかっているストーリーなのでとても気楽に見ていられる、と思ったらどっこい、ガン泣きしてしまいました、ワタクシ。
涙もろいので親子愛とかがテーマの映画だとヒャクパー泣いちゃう。この映画もがんばるギャル目線ではなく、それを応援する親目線でとにかく泣けた。よくがんばったよね、結果なんてもうどうでもいいのよ、と本気でお母さんの気持ちになってしまった。
本作では吉田羊さんが「あーちゃん」というお母さん役で出演してらっしゃるのだが、このお母さんが本当に理想的だった。常に子どもを信頼して、子どものために一生懸命働き、泣き、応援する。でしゃばらず、でもずっと寄り添っている。
子どもの日々のテストごときでぎゃんぎゃん言っている我が身が恥ずかしくなった。実際あんな神様みたいな母親になるのは難しいかもしれないけれど理想として心に留めておきたい姿だったよ。
心にさざ波が立つような、ちょっと落ち着かない受験生のお母様方におすすめします。