サッカー少年よ、勉強しろ!

サッカー少年から一転、2017年中学受験に向けて勉強はじめたツグオの記録。兄ナガオはサッカー三昧。

サピックスの先生にご挨拶をして、やっと卒業。

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子供と二人、サピックスの先生へ最後のご挨拶に行ってきた。受験終了後、先生とはお電話でお話しをしていたのでもういいかな、とも思っていたのだけど、夫の「最後のあいさつはきちんとしてきなさい。顔を見せてくれると先生はとても嬉しいと思うよ。」という言葉に背中を押された。突然訪問するとご迷惑もあるので事前に電話で予定をお聞きしてご挨拶にうかがった。

めっちゃ書き込みのある過去問と菓子折りを持って校舎に赴くと先生が笑顔で迎えてくださった。口下手な息子はあまり話すこともなくて、しどろもどろになっていたけれど、それでもどこか嬉しそうだった。なんだかんだ言ってもこの教室で過ごした一年間は楽しい時間だったのかもしれない。少なくとも未だかつてない刺激を受けたことだけは間違いない。

私も子供の通塾中は先生方とはそれほど話す機会もなかったので、こうして最後にきちんとお礼をお伝えできて気分がすっきりとした。受験が終わったあともなんだかずるずると気持ちが切り替わらなかったのはこういう行事を経なかったのが原因かもしれない。

 

校舎からの帰り道、二人で並んで歩きながら「なんかやっとひと段落ついた感じだね。これでやっと卒業だね。」と言うと「別に昨日までと何もかわらないけどね。」とツグオは笑っていた。

雑多な興味

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最近のツグオはSwiftの本をずっと読んでいる。

なんじゃこの既視感・・

そう、3年前、兄も中学受験が終わってからしばらくはswiftのプログラミング入門書を読んでいた。男子たるもの、パソコンやプログラムに興味を持つのは成長の一過程としてあるべき姿なのだろう。同じDNAを持ち同じ生活環境で暮らす二人の成長過程が似てしまうのは当然といえば当然ではある。

だからね、母は次の一言まで想像がつくよ、アプリ開発のためのMacが必要とか言うんでしょ?

 

「お母さん、Mac買って。」

次男坊は長男より発言がストレートだ、ということだけは想定外。(笑

 

とりあえず私のMacBookを使って必要な環境はそろえることにした。兄の時は彼専用端末を用意したけれど、極小アプリを完成させたかさせないかくらいのところで人生の全ての興味はサッカーへ戻っていったっけ。それ以降プログラミングへの興味は一切失せて、母が推薦するLife is tech!のキャンプなんかも見向きもしなかった・・・。まぁプログラミングなんて人に教えてもらうものでもないけどさ。

兄の経験からツグオの要望に母は若干消極的なのだが、やりもしなういちから「どうせすぐ飽きるんだからダメ」とは言えない。それにたとえすぐ飽きるとしてもいろんなものに興味を抱いてトライしてみることは悪いことじゃないよなーと私は思う。人生トライアル&エラーだ。私なんかエラーしっぱなしだけど。

何はともあれ、まずはHello,World! (←プログラミングの最初の一歩)

何かの間違いでアプリが完成してうまいことなんとかなってジャスティンがシェアしてくれたりしないかなぁ・・。しないね・・・。

余談・・・

夫に前振りなく「Hello,world!だよね」と言ったら「hello,worldだね」と返ってきた。みんな一緒だね。

物理分野があいまいな君にささぐ「受験理科の裏ワザテクニック」

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重い腰をあげて勉強部屋の掃除をはじめた。膨大なプリントを全部シュレッダーにかけるのは大変なので、記名の部分だけケシポン (←ローラータイプが便利)かけて紐で束ねる。『よくこんなに沢山がんばったね』と思ったり『手付かずのプリントも相当な量だね』と思ったり。一緒に悩んだ問題や何回も解き直した問題プリントを見つけると母はすぐ感傷的になってしまうので作業は全くはかどらない。ここは片付けマシーンと化してがんばらなければいけないのだが。

プリントの山の下からは、しばらく見つからなかった定規やペンのキャップなどが続々と発掘される。われながら管理の雑さかげんにほとほと呆れるよ・・。そして理科プリントの山から発掘された参考書を見てまた胸がときめいた。ときめいた?いや、表現がちょっとおかしいな、なんていうか懐かしいというか愛着があるというか。我が家の受験で多分一番役にたったと思われる受験理科の裏ワザテクニック

6年生から通塾したツグオにとって物理分野ははじめは本当にちんぷんかんぷんだった。塾では解説なしで演習問題に取り組まなければならなかったようで帰宅後に困った困ったとなっていたところ、兄がこの本を手渡してくれたのだ。電気回路はこの本で本当にばっちりわかった。わかりやすく簡潔に説明してあるので私が解説するより数百倍理路整然と理解できる。バネも浮力も、てこも滑車も基本はこの本で全部学んだ。税込み1,080円のこの一冊のおかげでツグオはすっかり物理分野が得意になり、以降それは理科の得点源となったとさ。

コツコツ勉強してきちんと基礎ができている子には不要だけれど、うちのように土台がないけど大至急その土台を補修しなければいけないというタイプの子には是非この本をお勧めしたい。パターン認識だけででなんとか問題をといている子には特に。私が中学受験の参考書で推薦するとしたら真っ先にこの『裏ワザ〜』を推薦するな。

パラパラとページをめくりながら動滑車懐かしすぎー、とかまた思い出にひたってしまった。

 

・・・こんな調子で勉強部屋の掃除は遅々として進まない。

大学受験に向けて、じゃなくて。

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もうすぐ一貫校での6年間の生活がはじまる。新しいコト、新しいモノ、というのはそれだけで楽しくうれしくなる。13歳から18歳にかけての人格形成にとても大きな影響をうける時期は母としては実は恐ろしくもあるのだけど、多くの友達や先輩や後輩からよい刺激をもらって充実した青春を謳歌できると信じている。

そういえばツグオの受験期に、過去問が解けないと嘆く弟に兄ナガオが言ったことがある。

「中学なんてどこいっても楽しいよ。一番楽しい時期だから公立中でも絶対楽しいと思う。」

すごくわかりにくかったけれど、多分あれは励ましていたんだろうな。どこの中学に進学したとしても大丈夫、みたいなことを言いたかったんだと思う。弟は当然のごとく「オレが公立だといいたいのか!」と牙をむいてたけど。(笑

そして母としては、そんな言葉が出るくらいナガオは中学生活を楽しんでいるのか~、と嬉しかった。

ツグオはこれからの6年間をどんな風に過ごすことになるのかな。私としては音楽をやってほしいし、ボランティア活動にも携わってほしいし、地元でちびっこサッカーのお手伝いなんかもしてほしい。(もちろん兄にもそれとなく提案したことがあるけれど、歯牙にもかけられなかった・・・私の人生じゃないから当たり前か。)突然留学したい!なんて言い出したら嬉しいな。その時に備えて私も情報収集と費用の確保をしておこうかな。トビタテ!留学JAPANに採用されたりしたら超嬉しいんだけどなぁ~。

中学受験が終わると「すわ大学受験へのスタート」なんて無粋なことはいわないでおきたいな。

サピックスパネルを真面目に回答

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サピ卒業生ならご存知だと思うサピックスパネル。サピックスでは卒業生に定期的にアンケートを行い、集計データを入試情報などで使っている。さぴあ、とかに掲載されてたりした気がしたな。

で、そのサピックスパネルの28期生向けのアンケートが本日(10日)から始まった。28期生は新中一生で、高校終了まで(高3はアンケート少ないみたい)アンケートの依頼がある。

私は25期生の親でもあるのですでに3年ほどのこのアンケートに答えているヨ。アンケートのお知らせに気づかずスキップした回もほどほどにあるのだけど、できるだけ答えるようにしている。『勉強時間に関するアンケート』に答えながら中高一貫生の凋落ぶりをかみしめ悲しくなることもしばしば。1日何時間勉強してますか?と聞かれてもおそらく分単位でしか答えられないよ。

ちなみにこのアンケート、インセンティブがあって、さっき確認したら私すでに5,000円くらいアマゾンポイントでもらってた。チリツモ!

後輩達の参考に少しでもなればいいのだけれど。

制服の前にウエア新調

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サッカーの練習を再開したので、昨年使っていたピステを引っ張り出してきたら見事なまでにツンツルテンになっていた。

受験勉強に専念している間は運動量が減るからきっと太るだろうと思っていたら、横にゆかず縦に伸びたらしい。会う人会う人に「ツグオ君大人っぽくなったね!」と言われ、母は面映ゆいような寂しいような。

ただ太りはこそしなかったものの筋肉は格段に落ちてしまい、シルエットがなんかぬるい感じ。これからはガンガン食べてがっちり体型になれるようトレーニングしなきゃだね。

新しいピステ買わないとなー、なんて思っていたら夫がちゃぁんと用意していた。ピステもスパイクもピカピカの新品がツグオの復帰を待ちわびていた。中学受験には何の寄与もしなかった夫はツグオのサッカー復帰を心待ちにしながら日々ポチポチとネットショッピングに勤しんでいたようだ。ついでにナガオにも新しいピステ買ってた。これから制服とか授業料とかどばっと請求がくるのだからそろそろ節約体質になって欲しいんですけど・・

そして昨日の話。

会社から帰宅したら家の前にクマがいて死ぬかと思った。暗がりの中目をこらしてよく見るとクマではなく真っ黒いピステを着てリフティングをするツグオだった。確かに大きくなってるわ・・。

「久しぶりにボール蹴ると足が痛い」というので、寒いしもう帰れば?というと「もう少し」らしい。こういう姿を見るとちょっと前までガリガリ机に向かっていたのが嘘のようだ。あれはもしかして私の妄想だったのだろうという気にさえなってくる。じゃぁ合格したのも夢?いや、そりゃ困る。

 

ジュニア世代の最後の公式戦に向けて、ツグオは少し焦り気味。

受験ロス、それは共依存からの脱却・・・なんちゃって

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共働き親の放置系中学受験さんのブログを読んでああ、なんかわかるなぁ、ってすごく共感した。

wildhog.hatenablog.com

怒涛の中学受験は濃度は高いけれど期間は短い。入試は始まってしまえば本当にあっという間に終わってしまって、でも終わったあともその濃すぎる時間の余韻が体から抜けない。めちゃくちゃ面白い映画を観終わった後の疲労感に似ている。頭の中で再生しなおしたいんだけど細部までは覚えていない。ただすごく感情がゆさぶられたことだけは感覚として残ってる、みたいな。

私も仕事中は普通だけど、通勤電車の中とか夜子供が寝たあととか、ぼーっとしちゃったり、もうどうでもいいはずのサピの偏差値表ひろげてみたりしている。( ̄ω ̄;)エートォ...

プリントがうず高く積まれた勉強部屋は片付けるどころか足さえ踏み入れてない。まだそこは異空間で毎日コピーしたり消しかすを掃除機ですったりしていた残像みたいなのが残っていそうで・・・。綺麗好きの夫がキレる前にいいかげん片付けなきゃいけないんだけどね。入試が終わるまでは「受験終わったら全部一気に捨ててやる!」と思ってたけどいざとなるとなんかまだ思い切れない。

とくに息子の中学受験は母親がかかわれる本当に最後のイベントなので思い入れも深くなるのかもね。一方で子供は呆れるくらいあれほど簡単にあの苦しかった受験のことを忘れちゃってる、というかそんなイベントそのものがなかったかのごとく日常に戻っている。

 

私ももう少し時間がたてば気分も平穏になるかな〜と思う。その時が私の共依存解消の時かもね。