国語の読解力ってどうやったらつくのだろう?と最近なんとはなしに考えている。中学受験のための読解はちゃんと塾のメソッドにそって勉強すれば算数と同じように解くことができるようになる。国語がちんぷんかんぷんな子でもある程度なら。
でも国語の読解がなんの苦労もなく理解できる子がいる。受験ではやっぱり算数が大事と思われるけれど、国語の読解の練習に時間を割かなくてよければその分算数に注力できるわけで、その意味でも国語ができるってすごく有利だと思うな。
我が家の二人の息子は一人は中学受験の国語にほとんど苦労がなかったタイプ。もう一人は必死で国語の勉強をしたタイプ。遺伝的には似たような能力の二人なのに結構違いがあった。では二人の違いはというと多分に読書量の差から来たのだと思われる。読書家の方は読解力に加えて語彙力も多い。読解力をつけるには日本語を大量にインプットすることから始まるんじゃないかと息子達をみると思う。文章を理解して解析できるようになるには相当量のインプットがまず必要なのではないかな。つまりこの方法に近道はない。
そして日本語インプットの始まりはやはり読み聞かせなのかな、としみじみ感じる。うちの読書家君の方はほぼ毎日読み聞かせを10年くらい続けたもんなーなんて。
読書家にするいは小さい頃からの読み聞かせが一番だと思うものの、家事も忙しければ仕事も忙しい母たちが読み聞かせをするのってなかなか難しいかもしれない。でも読解力をつけるにはインプットは絶対必要・・
そこで私、ひらめいた!オーディオブックを使えばいいのではないか!と。
オーディオブック オーディオブック(英語:audiobook、audio book)は、主に書籍を朗読したものを録音した音声コンテンツの総称。 日本では媒体によってカセットブック、カセット文庫、CDブックなどと呼ばれることもある。
オーディオブックを使えばプロの朗読者が好きな本を読んでくれる。眠る前の隙間時間に日本語のインプットができるというわけ。
我ながらナイスアイデアな気がして善は急げとオーディブルに登録してみた。
↑ 月額1,500円で好きな本の朗読を聴くことができるサービス。1ヶ月無料体験できるけど、無料体験中に解約しないと自動で有料会員になっちゃうのがネック。
取り扱っている書籍は名作や古典、絵本に児童書などもあり朗読の時間も表示されているので短いものを選んで子供の寝る前に再生する。さすがプロの朗読者なので無駄な抑揚がなく(読み聞かせで大事なのはなるべく平坦に読むこと)スピードもゆっくりで非常に聴きやすい。これやっぱりナイスアイデアな気がする。
字面を見ないと理解できないような本はオーディオブックには向かないので(山月記とか。漢字があれば意味がわかるけれど音だけだと子供には何言っているのかさっぱりわからなかった)、まずは児童書なんかを選ぶのがいいかもしれない。朗読って聞いていると引き込まれて頭の中に映像が浮かぶ。多分この映像が読解力の第一歩なんだと思う。
ひとつ注意は怖い話は聞かない方がいい。朗読で聞く怪談って死ぬほど恐ろしいから。うちの子は「くわずにょうぼう」でさえ怖くて途中で止めてしまった程。
とりあえず1ヶ月、うちの子に聞かせて見てどんなもんか試してみよう。