サッカー少年よ、勉強しろ!

サッカー少年から一転、2017年中学受験に向けて勉強はじめたツグオの記録。兄ナガオはサッカー三昧。

小学6年生女子の目・・

ある日のこと。

その日の私はどうしようもないくらいダサい格好をしていた。まぁ、そういう日もあるさ、だいたいがファッションセンスのない女だもの。そしてそういう日に限ってエレベーターで超おしゃれな上司と乗り合わせて気まずい思いをしたり、道端でばったり完全無比の美人ママ友にであって敗北感を味わったりするものだ。

その日、仕事帰りにスーパーに立ち寄り夕食の買い物をしていると目の前に小学生女子二人組がいた。一瞥するとなんとなく顔に見覚えがある。ああ、ツグオの同級生だな、と思い当ったが別に知り合いというほどでもないのでそのまま横を素通りした。ヨレヨレの疲れたおばさんの顔で。

すると通り過ぎた私の後ろで女子たちが

「ほら、あの人、ツグオ君のお母さんだよ。」

とひそひそ話しているのが耳に入った。しまった!どうしてしゃきっとした姿勢で「こんにちは」とにっこり笑顔であいさつしなかったのだ、私っ。女子の目は厳しいのだ、こんな母ではツグオの評判を下げてしまうではないか。

授業参観のときにはさすがに服装にも立ち居振る舞いにも気をつけているが、塾のお迎えは結構気が抜けてたりする。そして時々同じ塾に通っている女子のお母様に「この間ツグオ君のお母さんが来ていた洋服が素敵だったって娘が言ってたわ~。」なんて言われて青くなる。ああ、小学6年生ともなると母親たちの洋服だってちゃんとチェックしているのだ。「ダサイ」と思われる日の方が多いに違いないが、賢い女子達はそこは敢えて触れないのか、賢い母達が胸の内にしまってくださっているのかは分からない。

アホ男子と違って、賢い女子達はホント観察眼が鋭そうで・・・男子ママは緊張するよ。

自慢の母になれるとは思わないけれど、息子に迷惑をかけない程度にはちゃんとしていようと誓った母である。