サッカー少年よ、勉強しろ!

サッカー少年から一転、2017年中学受験に向けて勉強はじめたツグオの記録。兄ナガオはサッカー三昧。

大怪我は忘れた頃にやってくる

最近は怪我をすることも減って病院通いもめっりなくなったよね、なんて家族で話していた矢先のこと。兄ナガオがサッカーの試合で怪我をした。

 試合中、相手と接触してグラウンドに崩れ落ちる息子、審判のホイッスル、駆け寄って大きく両手でバツ印のゼスチャーするトレーナー、コーチの「担架!」と叫ぶ声。私たちはピッチに入ることができないので、ただただその成り行きを見守るしかなかった。時間の流れが突然止まってしまったと錯覚するほどに、長い長い時間だった。(実際は多分3分くらい)

ナガオはたまにペナルティエリア内とかでシミュレーションはするけれど、ファウルをもらえないようなシーンで無駄に倒れることはまずない。痛がる素振りを見せることもほとんどない子なだけに、グランドに横たわったまま試合をとめている姿が信じられなかった。

その後ピッチの外に運び出され、トレーナーの処置をうけた後も試合が終わるまでナガオはベンチで身じろぎもせずぼんやりと座っていた。ひとまず緊急で搬送が必要な状況ではないものの、親としては一刻も早く詳細な状況を知りたいとジリジリとした思いで試合終了のホイッスルを待っていた。

試合終了後、怪我についてのトレーナーとコーチの所見をきき、すぐに救急病院へ。

どうやら脳震盪を起こしたようでナガオ本人も怪我の状況がわかっていないようだった。医師はとにかくまず頭のCTをとり、その後足のレントゲン、MRIと整形外科分野を調べてくれた。母は、最悪前十時でも後十字でも差し上げるから、神様、脳だけは守ってください!と真剣に祈ってた。息子はきっと脳より十字靭帯の方が大事なんだろうけど。。

車いすに乗せられて検査室を練り歩いた結果、大きな問題はなく、側副靭帯のみの損傷というas good as it getsな診断が出た。神様ざっす!

 

後日救急の整形外科医では判別が難しかった膝の皿の内側の損傷を専門医が診察し、こちらも問題なしというお墨付きをもらった。さすがに1か月程度の運動禁止にはなったものの、派手な転び方にしては復帰も早そうなのは私の日頃の行いがよいせいにちがいない。ターゲットとなる次の公式戦までにはピッチに復帰できるようリハビリに精を出さねばだ。

試合中の怪我でナガオを救急病院に運び込むのはこれで2度目。自立した高校生ではあるものの、どこで何が起きるかわからないから、やっぱりこの先もサッカーの試合はできるだけ観戦に行こうと思う。

 

それにしても、装具を付けてるだけなのにみるみる細くなっていくナガオの足。心配でもありうらやましくもあり。。。