サッカー少年よ、勉強しろ!

サッカー少年から一転、2017年中学受験に向けて勉強はじめたツグオの記録。兄ナガオはサッカー三昧。

個別指導塾をあきらめるの巻

中学一年生の夏休みは思った以上に時間がある。部活は午前中で終わるし、合宿も3日程度。余った時間を全力でスマホに費やす息子を見ていると絵に描いたようなダメ中学生だ!と感心せずにはいられない。これがいまどきの青春の謳歌の仕方なのだろうか?

そこで母のいつもの思いつきで、「個別指導塾なるものに通ってみてはどうか?」と息子に提案してみた。もちろん即答でノー。そりゃそうだ、イエスと答えるような子なら私もそんな心配してないさ。まぁまぁ、そういわずトライアルだけでも受けてみようよ、1時間くらいだし、お茶のついでにサクッとさ。

全く乗り気でない息子を体験授業なるものに放り込んでみた。その間私は塾長なんかと個別面談してどういう授業をしてほしいかとか、何をやってくれるのか、とかを話し合ったりした。個別指導塾ってとってもたくさんあるので通いやすそうなところを3つほどチョイスしてそれぞれで話を聞いてみたヨ。

どの塾も「○○を目標にしてこの夏の間に一学期の復習と××までの先取りをしましょう」みたいなことを言っていた。それなりに耳触りがいい、でもなんだかピンとこないのは授業の進め方に具体性が感じられないからか?授業をするのは塾長さんたちじゃないもんねぇ。

一方体験授業を受けた息子の感想は「お金を出す価値がない」とのこと。大学生のバイト君は残念なことに息子が持って行った中一の数学プリントに結構・・むにゃむにゃ。また、別の大学生っぽいバイトさんは息子の教科書を読み上げただけだったとか。私としてはフレンドリーさゼロの息子の方にも相当な問題があると思うんだけどね。仕切りのない教室ではほかの生徒さんの様子もみれたらしく、病んでる系とかしゃべってるだけ系とか去年の夏期講習を基準にしてしまう息子からみると「ここくる意味あるの?」と感じてしまったようだ。そこと比べるのがそもそも間違いな気もするケド。

個別指導塾は集団塾と違って生徒のスケジュールに合わせて授業が組めることがメリット。一方で確立した教育メソッドがないので講師個人の能力によって授業のクオリティが千差万別になってしまうのがデメリット。そして数回のトライアルを経て、ツグオには個別指導塾は向かないらしいということはわかった。

当面は、いままでどおり一人で勉強してわからない箇所は優秀なお友達に教えてもらうスタイルで落ち着きそうだ。

高校生になった兄の「中一のときできなかったヤツでその後できるようになったヤツはみたことないよ」という呪いのコトバがツグオにささっていればいいのだけれど。