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サッカー少年よ、勉強しろ!

サッカー少年から一転、2017年中学受験に向けて勉強はじめたツグオの記録。兄ナガオはサッカー三昧。

台湾弾丸人情トラベル

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目白押しの卒業イベントの隙間を縫って、台湾への弾丸トラベルを敢行してきた。初めての台湾で右も左もわからないけれど、そこはアジア人の強みというか、同じアジア文化を持っているというか、なんとなく馴染める不思議。台湾は暖かくて温かくでいい街だった。

弾丸トラベル二日目、人気の観光地に行ってみたくて鉄道の窓口でルートを教えてもらい、列車に乗り込んだ。乗り降りする人を眺めたり、車窓からの風景に「エキゾチックさを全く感じない」と思ったりしながら1時間もした頃、ふと駅名に見覚えがないことに気づいた。頭の中にある路線図にこんな駅名は確かなかったような・・・。

不安になり夫をみると「俺の地図にもこの駅名はないな。」と同意見。あわててスマホで位置確認をしてみると目的地へのルートをはずれている。駅の窓口ではこの電車にのれば一本で目的地までいけると行っていたのだが、どうやら途中のターミナル駅で乗り換えが必要だったらしい。止むを得ず駅名さえ読めない駅で途中下車した。

駅の窓口で目的地へのルートを聞くと30分後の列車に乗ってターミナル駅まで戻るしかない、そこからやりなおし、的なことだった。中国語の発音では駅名がわからないだろうと窓口の女性が紙に駅名と時間を書いてくれた。しかしそのルートでは時間のロスが著しい。こちらは時間が何よりも惜しい弾丸トラベルだ。

プラットホームで次の列車を待ちながら夫と相談したところ、お金より時間のロスがもったいないのでここで下車してタクシーを使おうということになった。GoogleMapで確認すると15km程度の距離なので車なら30分程度で目的地へ行けそうだった。心配は田舎風なこの街でタクシーは簡単につかまるのだろうか?ということ。。

すると、先ほどの窓口の女性が別の女性をともなってプラットホームに現れた。ちなみにホームはうちの家族しかいない。どうしたのだろう?と思っていると、その別の女性が流暢な日本語で「私、日本語わかります。列車よりタクシーがいいかもしれません。」と話始めた。どうやら窓口の女性がアホな旅行客をひどく心配してくれたようだった。旅は道連れ世は情け。

ではタクシーで、と思って改札を出てみると、今度は件の日本語女性と窓口女性が駅の修繕をしていたおじさん(←中国語のみ)となにやら話をしていた。そして「ここからあなたたちの目的地を通るバスがあるらしいので時間を確認します。」というではないか。どうやらコミュニティバスのようなシャトルバス?があるみたいで、修繕おじさんが駅前のタイムテーブルを確認したり周りの人たちに何か聞いたりしてくれていた。そしてローカルな人の列に一緒に並ぶ我が家一家。中国語が全然わからない私たちのために、修繕おじさんはバス待ちの周りの人たちに私たちが下車するバス停を伝え、さらにはバスの運転手さんにまで我々の下車駅を伝えてくれた模様だった。アンビリーバブルな親切さ。思わず「謝謝、ベリーマッチ」と言ったらツグオにその中国語はひどいと指摘された。でも「謝謝」だけではこの気持ちには追いつかないのだから仕方ないじゃないか。

窓口の女性、日本語女性、修繕おじさんに見送られ、ローカルなバスに乗り(無料バスだったので、間違いなく我々のようなアホな観光客のためではなく、地元の人の生活をささえるヤツだと思う)、山道を越える。なんとなく賑やかそうなエリアに入ったあたりで、前席の女性が「次止まります」ボタンを押して「ネクスト」と振り向いて教えてくれた。バスが停車すると運転手さんが「ここだよ」と教えてくれた。謝謝ベリーマッチ、アゲイン。大型観光バスが大量に並ぶ停留所にポツンと止まる我らがローカルバス、推定15人乗り。このバスから降りる誇らしさといったらなかったな。

 

列車は乗り間違えたものの、時間のロスは最小限に、お金のロスはゼロで目的地に到着することになった。そしてそれによって目一杯の人の親切に触れることになり、心温まる思い出ができた。プラマイでいけば間違いなく相当なプラスの旅。

 

日本でトホホな観光客に出会ったらありがとうベリーマッチの人になるぞ、と心に誓わずにはいられなかった。