サッカー少年よ、勉強しろ!

サッカー少年から一転、2017年中学受験に向けて勉強はじめたツグオの記録。兄ナガオはサッカー三昧。

中学受験で失ったもの・・・1.5の視力。

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中学受験を通して得たものは多い。学力だったり精神力だったり、親子の親密感だったり感謝の念だったり。大変な一年間ではあったけれど、振り返ってみればかけがえのない時間だったと今は感じる。

しかし、その実り多い時間の中で唯一失ったものがある。それは1.5あった視力・・ಠ_ರೃ

 勉強量が増えるとどうしても遠くを見るよりノートやテキストなど手元を見る時間が増える。それにともなって「近くが見えやすい目」つまり近視になってしまった。ああ、人間の体ってうまくできているのねぇ、なんて感心したくもなるが、受験が終わればまたサッカー生活が待っているのでなんとかメガネは避けたかった。

受験期も幾度となく眼科に通い、検査を受けて視力トレーニングや点眼薬などで視力回復をめざすも効果は出なかった。能天気な夫もどんどん目が良くなるマジカル・アイなんかを買ってきたりしてみた。(効果は出なかったけど楽しむ分には相当楽しんだ。)結局、眼科の先生から「受験期なのだからもう仕方がないよ、とりあえず見づらさをなくすためにメガネは必要だから」と諭されメガネ生活に。その後半年間で見づらさが増したのでレンズを一度だけ交換した。そしてこれ以上視力が低下しないようにアトロピンの点眼もはじめた。

アトロピン点眼は近視の進行抑制効果が臨床試験で確認されているとのこと。先生からの説明によると、しばらくは進行があっても中度の近視まではいかない、みたいな。なんとそんな魔法のような薬があったとは。念のために「近視が治るということはありませんか?今より視力が良くなるとか?」とお伺いしたところ、「何度もいいますがお母さん、それは背が伸びていく子供に『今より小さくなることはできますか?』というようなものですよ。」と言われた。何回もアホな質問してすみません、先生。

アトロピンの点眼をしつつ定期検査をうけているけれど今の所近視の進行はなし。点眼薬は保険が適用されないとはいえ、薬局でアトロピンを薄めて作ってもらうだけなのでとても安価。3本(3ヶ月分)作ってもらって700円くらいだったかな。

1.5の視力はもう取り戻すことはできないけれど、せめて今以上に近視が進行しませんように。使い捨てコンタクトレンズも処方してもらったので、いろいろ併用しつつ快適な環境を子供自身が見つけてほしい。

 

そういえば誰かがいってたな、「メガネと顔のたるみは受験生の勲章だ!」って。うつむいて勉強している時間が長いほど視力と顔の肉が下がっていくから、らしい。そう考えるとメガネも悪くないのかも。