最近、ツグオは分からない問題があっても私に助けを求めることが極めて少なくなった。集中しているときは黙々と、集中が切れるとウロウロしながら、効率悪いながらも独りで勉強をするようになってきた。以前は何かと言えば母に助言を求めて来ていて、兄が「オレが6年生の時はこんなじゃなかったよね?」と呆れることもしばしばだったのになぁ。
解けない問題が減ったわけではなく、母が頼りにならなくなったわけでもなく、なんとなく独りでやるようになってきた。それに伴いイライラを態度に出すようになり、機嫌が悪いと私に対しての態度にも刺が出てきた。
自立期きたる。
次男坊にはいつまでも幼いままでいて欲しいと思っていたけれど、まぁそろそろ幼さも限界なんだろうな、とも気づいていたよ。親に頼らず能動的に勉強に取り組むことは中学受験の基本のキで、そのために必要とされるのが精神年齢の高さだったりする。
親に口をだされることへの苛立や理不尽な社会に対する不満や、受験や友だち付き合いの不安ややそんなのがきっとないまぜになって脳みそぐるぐる回りはじめる時期なんだろうね。
勉強について言いたい事は塾の先生に代弁してもらうようにして母はなるべく見守る係になろう。きっとこの先、入試当日までに一回くらいは泣かされちゃうんだろうなー、と覚悟しつつ。
余談・・
私、「反抗期」とか「思春期」とかの言葉があまり好きではない。私自身が子供の頃に真剣に悩んでいることを「反抗期だから」とか「思春期だから」で片付けられた時の絶望感をいまでも忘れられないでいて、その時の恨みをずっと引きずっているから。(いや、確かに思春期だったんだとは思うんだけどね。)
「名付けること」はその事象を理解することだから・・・子供達の言動にはなるべくポジティブな名前をつけたいよな、って思ったり思わなかったり。