仕事の日、会社のデスクにつく頃にきまって子どもへの声掛けワードの貧弱さを反省している。
私より先に家を出る兄に対しては「いってらっしゃい。気を付けてね!」。私より後に家を出る弟に対しては「行ってきます。遅れずに学校行ってね。塾もがんばってね。」というのが定番なのだが、これって多分誰の心にも響いていないようなーと思う。
いや、毎朝愛情の押しつけみたいな声掛けがしたいというわけじゃないよ。でもどうせ声をかけるならもっと何等かの示唆に富んだものにしたのだ。
だいたいが朝学校に行く前から「塾がんばってね」はないよなーと思う。どんだけ勉強重視なんじゃ、と我ながらあきれる。とはいえ、塾での一回一回の授業は大切にしてほしいし、塾に行く直前に伝えられないとなれば朝一の声掛けがコレになるのもいたしかたなかったり。。でも子供にしてみれば「勉強のことばっかかよ!」とか思っちゃうだろうな。
それに「気を付けて」や「がんばって」というワードには全く具体性がないので結局意味のない声掛けだよなーとも思う。「いってらっしゃい。気を付けてね。」と「いってらっしゃい。ハナモゲラ。」は同じレベルのワードだな。もう少し具体的に「信号を渡るときには左折車に気を付けてね。」とか「ホームに並ぶときは一番前には立たないでね。」とかくらい具体的に言った方がいいのかな。「塾がんばって!」というくらいなら「May the force be with you!」といった方がツグオも楽しい一日になるかもしれない。
世のご父母さまたちは子供たちにどんな声かけをしているのだろう。