先日、ツグオが塾の先生に「キミは頑張り続けられるか?」と問われたらしい。なんて答えたの?と聞いたところ「はい、とは即答できなかった。」とのことだった。そりゃそうだよな、そこで「はい、合格に向けて最後までやり通します!」なんてこぶしを突き上げてたらただのアホだ。他人からの質問によく考え真摯に応えたあたりは彼のいいところだと思う。
帰宅後、先生の言葉を反芻しながら、何をどうがんばるのかを考えていたツグオ。母に「人と同じだけ頑張ったんじゃ足りないよね。」というので「そうだね、みんな小学校4年生から3年間塾で勉強している。方やキミは6年生の1年間だけででみんなの頑張りに追いつかないといけないから、人の3倍頑張らなきゃいけないってことだよね。」と答えた。
ツグオ:「他の人の3倍頑張ったんじゃ、みんなと並んじゃうじゃん。」
母:「そうねぇ。じゃ、人の4倍?」
ツグオ:「それは無理。」
母:「じゃぁ、3.1倍くらい?」
ツグオ:「微妙すぎ。3.5倍がんばることにするよ。」
でも3.5倍もやったら寝る時間がないなぁ、とぶつぶつ言っている。勉強時間をみんなの3.5倍にすることは物理的に不可能だということには気づかないのだろうか・・。1日は24時間しかないのだぞ。
時間当たりの効率を最大限にするにはツグオが集中するしかない。知識問題を何度も書いて覚えたりする余裕はないので一回こっきりで覚えてもらうしかない。脳が熱くなるくらい一生懸命考えるしかない。
12歳やそこらの子供にはなかなか大変な仕事であるが。。
オシム氏の名言
本当に強いチームというのは夢を見るのではなく、できることをやるものだ。
3.5倍の努力を母は見守っているよ。