サッカー少年よ、勉強しろ!

サッカー少年から一転、2017年中学受験に向けて勉強はじめたツグオの記録。兄ナガオはサッカー三昧。

6年国語B「夏の葬列」<9週目/39週>

テキストナンバー09の国語Bは物語文「夏の葬列」だ。ツグオに「バッドエンドだから覚悟しておいて」と言われつつ読んだところ本当にバッドエンドで鳥肌がたった。

サピらしい物語文のチョイス。暗い話とか重い話多いもんね〜。まぁ入試で問われるのがそういった重いテーマなので致し方ない。ちなみにこの文章の数行を音読したら兄ナガオが「夏の葬列だね」と即答したいたので(彼も3年前に学んだ)子供心にも印象に残る話なんだろうなと思った。

私が一通り読んだあとで、ツグオにいくつか質問する。

母「君が彼の立場だったらどうする?」

ツグオ「やっぱりヒロ子さんとは逃げない。」

母「自分が生き残りたいからつきとばす?」

ツグオ「つきとばさない。でも一緒にもいたくない。」

母「さっきまでヒロ子さんにおまんじゅう分けてあげたかったじゃない。」

ツグオ「でも白い服は標的にされるから・・」

矢継ぎ早に質問を重ねる母。

母「この文章書いてるのは誰?」

ツグオ「は?物語だよ。」

母「うーん、君は誰が書いていると思う?誰の視点だと思う?」

ツグオ「第三者、あるいは神様。」

母「一番気になったことは?」

ツグオ「彼は自分の責任じゃないと浮かれてバチがあたったな、って思った。」

母「この彼はその後どうなる?」

ツグオ「鬱病だね。」

母「結局何が悪いの?」

ツグオ「戦争。ある意味彼も戦争の被害者だと思う。」

etc..etc そして更になぜそう考えたのかを文章に基づいて聴取。こんなやりとりが20分ほど。

 

私の意見とは全然ちがったりもするので「うーん」となってしまう場面も多いが、とりあえず彼の意見を聞くだけでおしまい。今のところ大事なのは出題者の意図を考えることではなく、自分なりの意見があり、それを表現すること。そしてそのためには徹底的に考えなければいけない。論拠を文章に求めなければならない。

私は基本的に勉強は教えないけど(勉強の指示はするよ)、国語の読解だけは母の愛をもって見守り中。

今回の物語文は感情表現があからさまでツグオも読みやすかったと言っていた。次回はどんな話かな?