サッカー少年よ、勉強しろ!

サッカー少年から一転、2017年中学受験に向けて勉強はじめたツグオの記録。兄ナガオはサッカー三昧。

子供同士の採点ミス、に思う

授業内で行う小テスト(基礎力定着だったりデイチェだったりコアプラだったり)は隣席の子供と答案を交換して採点を行うらしい。子供同士で採点させるには「時間削減」のほかにも意図があると講師は言う。解答欄の汚い文字がどれほど迷惑かを思い知らせるためとか、きちんと採点しないとクレームくらう経験だとか、子供の採点はそうとう辛いから相手を甘やかさないためだとか。つまり採点者の目を得ることで自分の答案を正せる効果を期待する、といいうことかな。

ある日、ツグオがこの小テストで採点ミスをされたと憤って私に答案を見せてきた。確かに実際より採点が10点ほど低い。なぜこんなことになったのかよく見てみると、どうやら採点者は○を数える加点方式をとったようだ。しかし・・×が2個しかないのだから100点から引いた方が断然早いのでは・・苦笑

母「この採点間違ってるよ、っていえばよかったじゃない。」

ツグオ「言ったよ。でも『あってる』って直してくれなかった。」

母「これが何点で、これが何点だから、減点は何点でしょ、って丁寧に解説するとか?」

ツグオ「それじゃヤな奴じゃん。」

母「嫌な奴じゃないよ。主張することは大事だよ。」

ツグオ「もういいよ。正解だって事実はかわらないし。」

母(じゃぁ最初から言うなよ(`ε´))

 

これ、うちの子たちの悪い癖。主張するのが下手でちょっとくらいの不満なら自分が我慢してなかったことにしよう、とする傾向がある。私自身も似たような性格だからあまりエラそうなことは言えないんだけど、そういうの直した方がいいと思う。

ツグオとしては「数点のことでしつこく騒ぐのはみっともない」と思っているに違いない。気持ちはわかる。我が家では「みっともない」ことは最大のNG行為だし。だからここでの正解はみっともなくない主張をすることだったんだけどね。さすがに11才にそこまでは求められない。

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私のパート先には優秀な人がたくさんいる。中でも人の意見を聞く姿勢が秀逸で、かつ自分の主張を相手に飲み込ませるのがとても上手い人がいるのだ。どうやったらあんなにスマートに議論ができるのだろうといつも感心している。

自分の主張をごり押しできる人はその場では勝てたとしても根強い反発が残る。主張しないのは論外だけど、主張の方法はやはり意識的に勉強しなきゃ身につかないよね。(生まれながらに上手な人もいるけど。)

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採点ミスはこれほどフラストレーションになることが分かったのだから、ツグオも他の人のテストを採点するときには十分注意するように。そしてこれからはできるだけ権利は主張できるようにしようね、と話しておいた。

にもかかわらず、その後やはりツグオも採点ミスをしたらしく・・・数点間違えて加点してしまったとのこと。

「減点されるよりいいよね。」と本人にこやかだが、ある意味それが一番相手のとっては迷惑な間違いだと思うよ。。。ごめんなさい(><)