親子ともに中学受験の決心がつき、ツグオも2月から中学受験塾のサピックスに通い始めた。
サピックスを選んだ最大の理由は「テキストが薄い」こと。合格実績とか通塾の便とか、授業内容とか他にも理由はあるけれど、やはりテキストの薄さが決め手かな。私、何が嫌いって分厚いテキストほど嫌いなものはないんだよね。。勉強するのは私ではないけれど、子供たちだって絶対分厚いテキストなんて使いたくないはず!
その点サピックスは授業各回ごとに薄いプリントが配布されるだけ。解答はテキストに書き込んで一回分終了。翌回にはまた真新しい薄いプリントが配布されるという仕組みなのだ。テキストの紙もほどよく質が悪いのでまことに文字が書きやすい。(学校の教科書などに使われるツルツルの紙は書きにくいから私はあんまり好きじゃない。勉強するのは私ではないけれど。アゲイン。)
そんな理由でサピックスを選んでいるのは私だけかもしれないが・・。
サピックスは主に4年生から6年生にかけてスパイラルに授業を展開する。一つの単元が都合3,4回まわってくるシステムなのだが、6年生の一年間のみ通塾するツグオは基本一回のみでその単元を消化しなければならない。(細かく言うと6年生の間に2回くらいは同じ単元やったりもするんだけどね。)
だからノート作って復習なんて暇はない。限定的な内容の薄いテキストは集中するのに都合がよく、一回ごとに、そのテキストをできる限り理解して記憶してテキストとお別れするのだ。(兄のナガオの時の経験では、一度やったテキストをその後ひっぱりだして見返したり復習したりした記憶は一切ない。)イメージとしては英単語を覚えるのに辞書破って食べる昔の学生。
さすがに本人にはそこまでの背水の陣的な自覚はないけれどね。
それでもツグオには「君には初めての授業でもクラスのみんなには3回目の内容。だから君はみんなの3倍集中しなければならないんだよ。」と言い含めてはある。
初サピックスは下から3番目のコース。「隣の席の男の子がすごく頭がいい!下位コースでこんなに勉強できるんなら上位コースはどうなってんの!?」と目を白黒させているツグオ。
やっと現実が見えてきて高い山を登り始めた、というところかな。