陸上シーズンが始まり、弟ツグオも兄ナガオも最近は走ってばかりだ。ツグオは100m、ナガオは800mにそれぞれ力を入れているよ。
先日元気にツグオが自分の100mタイムを発表してくれた。「今日のタイムは16秒だったよ!」
何とも感想に困り・・・目配せで会話する父母及び兄。”そのタイムってどうなの?” ”多分遅くはないけど速くはないよな。”
こっそりと兄ナガオに「キミは小学生の時どれくらいだった?」と聞くと「14秒シャープくらいでは走ってたよ。」とのこと。だよね、確か一番はやい子で12秒台だったもんね。陸上をやっていた父も「直線コースじゃなかったのかな?」と首をかしげる。
遅いとはいえないので「学校のグラウンドでそのタイムはすごい!タータンで走ったらかなりの記録とみた。」となんとか褒め言葉をひねり出した。
一方兄のナガオも「オレ、今日800mタイムとったら2分1秒だったよ。」と得意げ。これも父母ともに困惑するタイムだ。いくら何でも速すぎるだろうよ。。誰がタイムとったのよ?
とはいえ、バッサリやるのもかわいそうなので(多分本人も時計の問題なのは気づいている)「とうとう強化指定が見えてきたな。今年の総体は北海道だっけ?」と微笑んでおいた。
50m走よりは100mの方が得意な息子達。さらに1000mくらいになると結構はやい方になる。それはそれでいいのだが、サッカーやるなら50mより30mじゃない?と思わないではいられない。だってサッカーのフィールドで100mスプリントなんてありえないし。
うちの子供達の周りにいる、「サッカーの試合中はめちゃくちゃ足の速いFWの子」は100mになると「ちょっと速い」くらいのレベルだった。でも駆け出しが尋常じゃなく速いので裏をとられたらDFはまずおいつけない。30m走だったら彼は突出しているといっていい。
一方、長い距離に強いツグオやナガオは、試合全般を通しては利がある。残念ながら瞬発力はないため1本のスプリントスピードでは周りに勝てない。でもさ、それなら1試合のスプリント本数で勝てる選手を目指すのはどうだろう。
自分のストロングポイントをのばしてくれるといいな、なんて徒然母は考えているよ。
(余談)
ジュニアのツグオはまだフィジカルトレーニングはやらないけど、ジュニアユースになったナガオは相当な量のトレーニングをしている。インターバル走なんて聞いてるだけでオエってなるよ。。世のサッカー少年達はホントみんなよくがんばってると思う。