サッカー少年よ、勉強しろ!

サッカー少年から一転、2017年中学受験に向けて勉強はじめたツグオの記録。兄ナガオはサッカー三昧。

靭帯損傷と戦う

トレセン大会の前日練習中、ツグオが怪我をした。

ゲーム中でプレーが続いているにも関わらず、ツグオの動きが突然とまりその場で立ちすくんでいる。しばらくそのまま静止していたが、やがて足を引きずりながらピッチ横で練習を眺めていた私のもとにやってきた。

「膝が割れた」

・・・。多分割れてはないと思うけどね。(-_-)

本人いわく他の選手とからんだと言っているけど、私が眺めていた限りでは接触などはなかったと思う。ここ数日膝が痛いといっていたのでひねったかなんかして悪化させたのかな?

骨折直後はレントゲンをとっても映らないことが多いので整形外科をすぐ受診するかどうかも悩ましい。(面倒臭いという理由もある。)が、大会前なので、医師の判断を仰ぐ必要はある。

この様子からみて翌日の試合は絶望的だ。トレセン活動の唯一の公式戦といっていいくらいの試合。この日のために一年間練習してきたのでは?ここで怪我をして試合にでれなくて君は悔しくないのか?と思わなくもないけど。怪我だけは本当にどうしようもない。

結局受け付け時間ギリギリに整形外科にすべりこみ、診察をうけた。骨には異常はなく、側副靭帯も無事だった。ただ膝の皿の下が結構腫れているので小さな靭帯が損傷しているのだろう、という話だった。

自宅に戻り、兄のナガオに意気揚々と「オレ、靭帯損傷だって!」と報告するツグオ。怪訝な顔で「は?エコーとったの?」というナガオ。返答の仕方に彼の受傷歴が感じられるヨ。「骨に異常がなく、靭帯は切れてはいない。腫れて痛みがあるなら靭帯損傷(捻挫)という意味だ。」と母が説明するも、すでにナガオはどうでもいい様子で、兄に心配してもらえなかったツグオもちょっぴり残念そうだった。

翌日、主治医に診てもらうために再受診。毎度のことながら、手入れができていないとしつこく怒られた。シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)も以前よりひどくなっている。膝の靭帯もシンスプリントや踵骨のダメージが積み重なって限界に達しただけ、との診断をうけた。膝の皿も変形してるし、もう少し下がひっぱられたらオスグッドになるゾと脅されて先生の前で小さくなるツグオ。これからは心を入れ替えてマッサージとストレッチをすると先生に誓っていた。

電気治療に通いつつ、テーピングでサポートして二日ほど安静にしていたら歩行に困難はなくなった。しかし少し運動をするとすぐまた膝が痛くなるというので母とツグオで話し合い、2週間は一切運動しないことに決めた。(練習できないことに全く焦りをみせないあたり、ツグオのモチベーションもだだ下がりっぽい。)

とはいえ、サッカーをはじめたらまたすぐに痛みがぶり返すのだから安静にしても仕方ない気もするんだけど・・・。

ピアノを弾いたり、クリエイターズレゴを組み立てたり、ツグオは家の中だけの生活も案外満喫している。そんな姿を見ていると「このままサッカーから離脱してもいいかもね。寒いし。」とちょっと思っちゃったり思わなかったり・・・