ぽっかりと予定の空いた祝日。トレセンの活動も自チームでの活動もなかったため、ツグオはたまに練習試合に出してもらっている他チームの活動に加わることにした。
いつもとは違うユニフォームを着て、いつもとは違うメンバーで、いつもとは違うポジションで4時間ほどピッチをかけまわる。
こういうの、私はすごくいいと思うんだよね。
自チームではポジションや要求される動きも決まっている。練習を繰り返して攻撃の流れを身にしみこませることや守備の動きを徹底させることはもちろんとても大切なことだ。でもさ、正直飽きちゃうことない？プレイに正解なんてないのに、毎度コーチに要求される動きばっかりすることもないじゃん、って母は思うのだよ。サイドを走ってクロスをあげるばかりじゃ面白くない。
この日の試合ではツグオはCBとウイング、ボランチなんかをやってた。
深い位置からドリブルで上がってゴールを狙う。確実性がなくてもミドルを何本も打つ。ここのコーチは何やっても怒ったりはしないから子どもたちは本当に好き放題にプレーする。
先日見た強豪チームとは何もかもが違って、強くはないチームだけどのびのびサッカーやってるのがよくわかる。メンバーを入れ替えながらチームを作り、声かけあいながらサッカーやってるツグオはなかなか楽しそうだった。
サッカーをやっていると本当に沢山の友達ができるね。試合に勝つことよりも、試合会場でいろんなチームの友達と声かけあえることが母は嬉しい。
