サッカー少年よ、勉強しろ!

サッカー少年から一転、2017年中学受験に向けて勉強はじめたツグオの記録。兄ナガオはサッカー三昧。

映像授業塾の保護者会

先日、兄ナガオが通っている塾の保護者会なるものに参加してきた。

ナガオが塾に通った方がいいカモーと自ら言い始めたのは高1年生の冬のことだった。高3の先輩たちの過酷な大学受験を目の当たりにして「やっぱり今のうちから勉強しておかないと大学受験間に合わないカモ」と思ったのではないかと私は考えている。

ただ、部活に多忙を極める高校男子としては時間に制約の大きい集団授業は望むべくもないのは確かだが、私が全く勧めない映像授業チョイスしたことは少々残念だった。映像授業ならスタディサプリでいいじゃないかと思う。980円+税で授業受け放題だよ!でもどうやらそれではモチベーションは保てないのと『勉強する場』が欲しいのというのが本人の言。あまり口出しをしてもよい結果は生まれないのでここは息子の選択を尊重することにした。

そしてこの映像授業がまた高いのだ。。。塾側にしてみたら一回撮影した授業を無数に配信できるわけだから原価率はもはやカキ氷以下かもしれない。

しみじみ思う。私も販売する側に回りたい。

 

で、件の保護者会にて。

今回のテーマは夏休みをいかに過ごすか、みたいなことだったんだけれど、おそらく退屈なお話で、最終的に沢山受講してくださいね、という流れになるんだと思って参加してみたら、、まさに想定どおりの内容だった。保護者会のたびに「不参加でよかった」と後悔するも、保護者会のお知らせのお手紙に太文字で書かれた「大学受験にあたって必ず知っておいてほしい話」という文言に毎回つり出されてしまう私。これが母心というものなのだ。

今回のお話は夏休み中に60講座は消化してほしいとのこと。夏休みだけで20万以上の支払いを推奨されているわけですね、震えますよ。サピの夏期講習+カキシを思い出しましたよ。

支払金額ばかりが気になって講座の詳しい内容なんて全く頭にはいっていない私。これが主婦心というものなのだ。

 

保護者会から帰宅後、慌ててナガオに「夏休み中にものすごい数の授業を消化しろ(つまり支払え)って言われたけど、そんな受ける必要あるのかな?」と相談すると、あっさりと「そもそもそんなに受けたい授業がない」と言われた。あらそう?それならよかった(?)。

営業部隊の講師たちはどこどこ大学に合格した生徒は月に40講座はとっていた、とかいうけれど大学生の冷静なチューターさんたちは「授業を手当たり次第受講すればいいってもんじゃないよ。学校の授業の復習に力を入れた方がいいよ。」と素敵なアドバイスをしてくれているらしい。どうしてなかなか頼もしいね。

 

保護者会が終わったら、次は三者面談(今後の受講スケジュールと購入授業数を決める)なるものが控えている。漠とした不安から大量の授業を買わないように、そしてナガオの努力に十分報いられるように、しっかり相談してこよう。

 

 

言わぬは言うにまさる、のか。

子供の学校の成績にどれくらい口を出すべきか。

最近このことでずっと悩んでいる。人生、勉強がすべてではないけれど、学生の本分は勉強だし、中学生の間の勉強は人生の基盤となる学問だし、学ぶことは何より刺激的で楽しいことのはずだし。第一成績が低迷していることを可とできる人は少ないんじゃないかな。

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2018 FIFAワールドカップ ロシア大会はじまる

tsuguo.hatenablog.com

あれから4年。またワールドカップの季節がやってきた。

サッカー少年というには少々薹が立ってきたきらいのある息子たちではあるが、サッカー熱は冷める気配はなく、成長とともにもう生活自体がサッカーを軸にしているといってもいい状態だ。高校受験がない分サッカーと距離を置くことも一切なく、ともなれば、このワールドカップシーズンに母が口出せることなどあろうはずもなく。

朝、リビングに行くとソファーと床の上に夫と息子たちが横たわっている。起きなければ、でも眠いという葛藤にもぞもぞする姿はウォーキングデッドのよう。4年前も毎朝こんな感じだったな、と思いつつ、でも体が大きい分4年前よりリビングが狭く感じる。眠い目をこすりながらなんとか起きあがっては試合のハイライトを話はじめるツグオ。きっと4年後も同じ光景を目にするに違いない。

ご存じのように今大会のグループリーグは予想を裏切る展開が多い。ウルグアイがエジプトに辛勝、アルゼンチン・アイスランドが同点、ドイツがメキシコに黒星、などなど、ツグオのTOTOはすでに見込みなしの状態だ。

さらにはインターハイや中学総体の行方も気になるところだし、サッカー少年たちにはまさにお祭り騒ぎの季節だね。

学校の宿題とか期末テストに向けての勉強とかやらなきゃいけないことはたくさんありそうだけれど、息子たちの脳内にはそんなキーワードは全く存在していないに違いない。

 

4年たってもやはり思う。サッカー少年に勉強をさせるのはなんとも難しい。

 

(Appendix)

来年はラグビーワールドカップ2019日本大会!これまた楽しみすぎ。

家事時間の圧縮に取り組むの巻

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息子が中学に入学したタイミングで、私も『パートさん』を卒業して『フルタイムパートさん』になった。つまり非正規雇用のフルタイム勤務という世の中で一番損じゃね?的な立場になったということだ。扶養内だの103万、106万、130万の壁だの、これからできそうな150万の壁だのいろいろ考えることはあるけれど、だいたい「夫に扶養されている」というのがちょっとヤだし、所得税も住民税もちゃんと払っているという方が私の場合気分もすっきりする。パートさんのころから扶養は外れていたので、フルタイムパートさんになったら収入と税金が増えた感じかな。

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顔面の腫れに日々恐怖する

朝、目がさめると片目に違和感を感じた。ああ、やばいなぁと思いつつ鏡を覗くとKOされたに違いないボクサーの顔がそこにあった。巨大な毒虫に変わっているよりはマシかと思う余裕もない。

原因不明の顔の腫れが起きるようになったのは5年くらい前からだろうか。大抵それが発覚するのは朝目覚めた時で、まぶたや唇、眉尻、おでこなど何の予兆もなく突然腫れている。予兆もなければ頻度も不明で、数ヶ月何も起きないこともあれば、一週間連続してあちこち腫れることもある。皮膚科を受診するも「うーん、よくわからないし、それほど深刻にもみえない。」といわれる。確かに重篤な症状ではないとおもうけれど、顔の炎症は身体的というよりも精神的なダメージが結構あるのですよ、先生・・・。

いくつかの病院を渡り歩き、いくつかの診断をもらう。一番ひどい診断は「自己免疫疾患で治療不可」。結構絶望的な気持ちにさせられた。その後アレルギー判定でシャンプー類が怪しいのでシャンプーやコンディショナーを使うべからず、と申し渡されたクリニックもあった。現実的ではないですから、それ。一番よかった診断は「脂漏性皮膚炎で対処療法でのりきりましょう!」というもの。残念ながら脂漏性皮膚炎は治療法がないので炎症がおきたらステロイド塗る、ということくらいしかできないけれど、自己免疫疾患より心が軽かったな。

まつ毛の付け根やまゆ尻が腫れあがるのは確かに脂漏性っぽいけど、それもビンゴとは思えない。で、ネットで検索してみたら「クインケ浮腫」というのがまさにぴったりくる症状だった。でも病院では一言もそんなこと言われなかったから専門医から見るとちょっと違うのかな・・。ネットで検索しすぎると必ず最悪の結末を見ることになるからあまり深入りするのはやめておこう。。最後の頼みの綱はステロイドとお祓いのみか。

自己免疫疾患にしろ何かのアレルギーにしろクインケ浮腫にしろ、ストレスは大敵らしいからなんとか環境を整えよう。世の中には同じような悩みをお持ちの方も多くいるみたいだから、みんながんばりすぎない程度にがんばりましょう!って思う。

 

ああ、明日の朝は顔が腫れていませんように。(;人;)

あれから1年、今思う。

中学受験生にとっては過酷な冬が近づいてきた。

1年前、冬期講習中のツグオが「夏期講習を受けていた時は、オレすごい勉強している!って思ったけど、冬期講習に比べたらあんなの勉強のうちに入ってなかったね。」とサラリと言ってのけたのをよく覚えている。勉強の中身というか質というか、そういうのも違えば集中度合や真剣さも違うんだろうしね。渦中にいる時には気づかなかったけれど、確かに受験本番前我々はがんばってたな。思い出が美化されただけかな・・。

 

先日、『現受験生の母』である友人と久しぶりに食事をした。きっと優秀なご子息に違いないのに、彼女は「暗中模索するも何もつかめず」と憂鬱げだ。子供が優秀でも優秀でなくても母の心配がつきることはないんだろうな。なにやら有益なアドバイスをしたいとは思ったものの、たかだか息子二人の受験経験しかない私にそんなことができるはずもなく。「R-1は飲んでいいと思う」「初詣ではおみくじはひかないほうがいいと思う」とだけ伝えておいた。

去年の11月のエントリーを読み返してみるとやっぱり私R-1のこと書いてたし。

そして当時、こんなことも書いていた。

サッカーの試合で多忙を極めていた週末が、一年たったら模試の嵐という激変ぶり。そして来年の今頃はまたピッチを駆け回っているに違いないと思うと、今のツグオはよくがんばっていると思う。あとはそのがんばりが点数になる事を祈るばかり。m(゜- ゜ )

予想を裏切らず、というか予想を上回るほど1年後のツグオはサッカー三昧だ。毎日サッカーのことだけを考えて生活している姿に母は不安を覚えなくもないが、1年前のがんばりを思い出せばそれも少し許せるかな。

 

過酷な冬こそ最も底力がつく時なのかも、と今思うヨ。

 

個別指導塾をあきらめるの巻

中学一年生の夏休みは思った以上に時間がある。部活は午前中で終わるし、合宿も3日程度。余った時間を全力でスマホに費やす息子を見ていると絵に描いたようなダメ中学生だ!と感心せずにはいられない。これがいまどきの青春の謳歌の仕方なのだろうか?

そこで母のいつもの思いつきで、「個別指導塾なるものに通ってみてはどうか?」と息子に提案してみた。もちろん即答でノー。そりゃそうだ、イエスと答えるような子なら私もそんな心配してないさ。まぁまぁ、そういわずトライアルだけでも受けてみようよ、1時間くらいだし、お茶のついでにサクッとさ。

全く乗り気でない息子を体験授業なるものに放り込んでみた。その間私は塾長なんかと個別面談してどういう授業をしてほしいかとか、何をやってくれるのか、とかを話し合ったりした。個別指導塾ってとってもたくさんあるので通いやすそうなところを3つほどチョイスしてそれぞれで話を聞いてみたヨ。

どの塾も「○○を目標にしてこの夏の間に一学期の復習と××までの先取りをしましょう」みたいなことを言っていた。それなりに耳触りがいい、でもなんだかピンとこないのは授業の進め方に具体性が感じられないからか?授業をするのは塾長さんたちじゃないもんねぇ。

一方体験授業を受けた息子の感想は「お金を出す価値がない」とのこと。大学生のバイト君は残念なことに息子が持って行った中一の数学プリントに結構・・むにゃむにゃ。また、別の大学生っぽいバイトさんは息子の教科書を読み上げただけだったとか。私としてはフレンドリーさゼロの息子の方にも相当な問題があると思うんだけどね。仕切りのない教室ではほかの生徒さんの様子もみれたらしく、病んでる系とかしゃべってるだけ系とか去年の夏期講習を基準にしてしまう息子からみると「ここくる意味あるの?」と感じてしまったようだ。そこと比べるのがそもそも間違いな気もするケド。

個別指導塾は集団塾と違って生徒のスケジュールに合わせて授業が組めることがメリット。一方で確立した教育メソッドがないので講師個人の能力によって授業のクオリティが千差万別になってしまうのがデメリット。そして数回のトライアルを経て、ツグオには個別指導塾は向かないらしいということはわかった。

当面は、いままでどおり一人で勉強してわからない箇所は優秀なお友達に教えてもらうスタイルで落ち着きそうだ。

高校生になった兄の「中一のときできなかったヤツでその後できるようになったヤツはみたことないよ」という呪いのコトバがツグオにささっていればいいのだけれど。