先日、兄ナガオが通っている塾の保護者会なるものに参加してきた。
ナガオが塾に通った方がいいカモーと自ら言い始めたのは高1年生の冬のことだった。高3の先輩たちの過酷な大学受験を目の当たりにして「やっぱり今のうちから勉強しておかないと大学受験間に合わないカモ」と思ったのではないかと私は考えている。
ただ、部活に多忙を極める高校男子としては時間に制約の大きい集団授業は望むべくもないのは確かだが、私が全く勧めない映像授業チョイスしたことは少々残念だった。映像授業ならスタディサプリでいいじゃないかと思う。980円+税で授業受け放題だよ!でもどうやらそれではモチベーションは保てないのと『勉強する場』が欲しいのというのが本人の言。あまり口出しをしてもよい結果は生まれないのでここは息子の選択を尊重することにした。
そしてこの映像授業がまた高いのだ。。。塾側にしてみたら一回撮影した授業を無数に配信できるわけだから原価率はもはやカキ氷以下かもしれない。
しみじみ思う。私も販売する側に回りたい。
で、件の保護者会にて。
今回のテーマは夏休みをいかに過ごすか、みたいなことだったんだけれど、おそらく退屈なお話で、最終的に沢山受講してくださいね、という流れになるんだと思って参加してみたら、、まさに想定どおりの内容だった。保護者会のたびに「不参加でよかった」と後悔するも、保護者会のお知らせのお手紙に太文字で書かれた「大学受験にあたって必ず知っておいてほしい話」という文言に毎回つり出されてしまう私。これが母心というものなのだ。
今回のお話は夏休み中に60講座は消化してほしいとのこと。夏休みだけで20万以上の支払いを推奨されているわけですね、震えますよ。サピの夏期講習+カキシを思い出しましたよ。
支払金額ばかりが気になって講座の詳しい内容なんて全く頭にはいっていない私。これが主婦心というものなのだ。
保護者会から帰宅後、慌ててナガオに「夏休み中にものすごい数の授業を消化しろ(つまり支払え)って言われたけど、そんな受ける必要あるのかな?」と相談すると、あっさりと「そもそもそんなに受けたい授業がない」と言われた。あらそう?それならよかった(?)。
営業部隊の講師たちはどこどこ大学に合格した生徒は月に40講座はとっていた、とかいうけれど大学生の冷静なチューターさんたちは「授業を手当たり次第受講すればいいってもんじゃないよ。学校の授業の復習に力を入れた方がいいよ。」と素敵なアドバイスをしてくれているらしい。どうしてなかなか頼もしいね。
保護者会が終わったら、次は三者面談(今後の受講スケジュールと購入授業数を決める)なるものが控えている。漠とした不安から大量の授業を買わないように、そしてナガオの努力に十分報いられるように、しっかり相談してこよう。