サッカー少年よ、勉強しろ!

サッカー少年から一転、2017年中学受験に向けて勉強はじめたツグオの記録。兄ナガオはサッカー三昧。

読解力に近道はないけど王道は多分ある

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国語の読解力ってどうやったらつくのだろう?と最近なんとはなしに考えている。中学受験のための読解はちゃんと塾のメソッドにそって勉強すれば算数と同じように解くことができるようになる。国語がちんぷんかんぷんな子でもある程度なら。

でも国語の読解がなんの苦労もなく理解できる子がいる。受験ではやっぱり算数が大事と思われるけれど、国語の読解の練習に時間を割かなくてよければその分算数に注力できるわけで、その意味でも国語ができるってすごく有利だと思うな。

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毒になる親

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末子も中学に入ることだし、我々も子離れしなくてはね、という話を最近友人たちとよくしている。公立中学に進学した友人たちはそれでも高校受験までは親が見守る必要があるので(ある程度口出しもする)まだ親子の関係は濃い気もするが、高校入試のない中高一貫校に入学してしまうと子供にはひたすら自立への道を歩んでいくことになる。ような気がする。そう希望する。

本来親としては「子供に親離れしてほしい」と思うものだが、最近の親(つまり私達)は子供が大好きすぎで、離れられないのは「親の方」という自覚が十二分にある。力いっぱい学校行事にも参加するし、子供たちの情報も親のネットワークを駆使して共有している。そして悪気はない行動だと認識しつつも「もしかしてヘリコプターピアレンツかも?」と若干のうしろめたさがあるのも事実で・・・

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プレ中1の勉強

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中学受験の猛烈な勉強を終えたサッカー少年は自主練・チーム練に明け暮れるようなった。あっという間に一年前の状態に舞い戻ってしまい、あんな大変だった受験期が今となっては現実とはとても思えない・・。まるで悪い夢を見ていたような気すらする。

受験期が夢かうつつかは別にして、もうすぐ中学生になるということだけは厳然たる事実として目の前に立ちはだかっている。中学入るまではのんびりしていてください、なんていうけれど、「のんびりする」=「勉強しない」というわけではないし、学習習慣というのは地頭より大切なことだと私は思っている。

というわけで、ツグオ氏スタディサプリを始めるの図。

スタディサプリ中学講座 は全ての学年、科目の授業が好きなだけ見られる。好きじゃなくても見られる。嫌いならなお見ろ。で、月額980円+税という中学受験を経て疲弊しきった家計に大変優しい価格だ。映像授業+復習問題みたいなのがあって、テキストは各自ダウンロードして印刷する感じ。

欲張って講座選択してもきっとやりきれないので、ツグオは数学(基本)と英語(基本・応用)を受講している。相当簡単だと思う入門レベルの授業にもかかわらず結構苦戦している息子を見ると本当に中学生活大丈夫なんかい?と不安になる。英語は特に最初で躓くと苦手科目になっちゃうから中学入る前に少しだけでもやっておきたい。

そして口出しせずそっと見守っている母の元には「2月15日のツグオさんの学習状況」といった「まなレポ」なるメールが毎日届く。前日の動画の視聴時間や問題の正答率なんかがご丁寧に記載されている。子供に聞くまでもなくどれくらい取り組んでいるかが一目瞭然、さすがデジタル時代。ちなみにこの一週間のツグオの動画視聴は英語と数学あわせて5時間くらいだった。ぼちぼちやってるじゃないか。

学習成果よりも今は学習習慣をなくさないことがメインな感じかな。やる気を出して全教科に取り組んでくれても全然いいし、じゃんじゃん先取りだってできちゃうんだけどね~。さすがにそんなことやるわけないか。

便利な世の中になったもので、スタディサプリのような格安教材もあれば、YouTubeには無料の教材動画だってごろごろある。クオリティだって相当いい。その気になればお金なんかかけなくても十分な勉強ができる時代なんだよね。理屈ではわかっているんだけど、どうしてそれを達成することは難しいんだろう?

そういえば先日バラエティ番組で武井壮さんが、お金がないから授業料免除してもらえる成績上位者になるために一生懸命勉強してずっと一番だった、みたいなのをやっていた。猛烈に格好いい。できない理由を数える人には絶対にまねできないことだよね。

子供の学費は私の担当(と自分で思っている)なので母はがんばって働くけどさ、子供たちにはそんな風に「一生懸命やることが一番格好いい」という感覚だけは持っててほしいな。

親に大金出してもらって大学行った私が言うのもなんだけど・・・

サピックスの先生にご挨拶をして、やっと卒業。

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子供と二人、サピックスの先生へ最後のご挨拶に行ってきた。受験終了後、先生とはお電話でお話しをしていたのでもういいかな、とも思っていたのだけど、夫の「最後のあいさつはきちんとしてきなさい。顔を見せてくれると先生はとても嬉しいと思うよ。」という言葉に背中を押された。突然訪問するとご迷惑もあるので事前に電話で予定をお聞きしてご挨拶にうかがった。

めっちゃ書き込みのある過去問と菓子折りを持って校舎に赴くと先生が笑顔で迎えてくださった。口下手な息子はあまり話すこともなくて、しどろもどろになっていたけれど、それでもどこか嬉しそうだった。なんだかんだ言ってもこの教室で過ごした一年間は楽しい時間だったのかもしれない。少なくとも未だかつてない刺激を受けたことだけは間違いない。

私も子供の通塾中は先生方とはそれほど話す機会もなかったので、こうして最後にきちんとお礼をお伝えできて気分がすっきりとした。受験が終わったあともなんだかずるずると気持ちが切り替わらなかったのはこういう行事を経なかったのが原因かもしれない。

 

校舎からの帰り道、二人で並んで歩きながら「なんかやっとひと段落ついた感じだね。これでやっと卒業だね。」と言うと「別に昨日までと何もかわらないけどね。」とツグオは笑っていた。

雑多な興味

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最近のツグオはSwiftの本をずっと読んでいる。

なんじゃこの既視感・・

そう、3年前、兄も中学受験が終わってからしばらくはswiftのプログラミング入門書を読んでいた。男子たるもの、パソコンやプログラムに興味を持つのは成長の一過程としてあるべき姿なのだろう。同じDNAを持ち同じ生活環境で暮らす二人の成長過程が似てしまうのは当然といえば当然ではある。

だからね、母は次の一言まで想像がつくよ、アプリ開発のためのMacが必要とか言うんでしょ?

 

「お母さん、Mac買って。」

次男坊は長男より発言がストレートだ、ということだけは想定外。(笑

 

とりあえず私のMacBookを使って必要な環境はそろえることにした。兄の時は彼専用端末を用意したけれど、極小アプリを完成させたかさせないかくらいのところで人生の全ての興味はサッカーへ戻っていったっけ。それ以降プログラミングへの興味は一切失せて、母が推薦するLife is tech!のキャンプなんかも見向きもしなかった・・・。まぁプログラミングなんて人に教えてもらうものでもないけどさ。

兄の経験からツグオの要望に母は若干消極的なのだが、やりもしなういちから「どうせすぐ飽きるんだからダメ」とは言えない。それにたとえすぐ飽きるとしてもいろんなものに興味を抱いてトライしてみることは悪いことじゃないよなーと私は思う。人生トライアル&エラーだ。私なんかエラーしっぱなしだけど。

何はともあれ、まずはHello,World! (←プログラミングの最初の一歩)

何かの間違いでアプリが完成してうまいことなんとかなってジャスティンがシェアしてくれたりしないかなぁ・・。しないね・・・。

余談・・・

夫に前振りなく「Hello,world!だよね」と言ったら「hello,worldだね」と返ってきた。みんな一緒だね。

物理分野があいまいな君にささぐ「受験理科の裏ワザテクニック」

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重い腰をあげて勉強部屋の掃除をはじめた。膨大なプリントを全部シュレッダーにかけるのは大変なので、記名の部分だけケシポン (←ローラータイプが便利)かけて紐で束ねる。『よくこんなに沢山がんばったね』と思ったり『手付かずのプリントも相当な量だね』と思ったり。一緒に悩んだ問題や何回も解き直した問題プリントを見つけると母はすぐ感傷的になってしまうので作業は全くはかどらない。ここは片付けマシーンと化してがんばらなければいけないのだが。

プリントの山の下からは、しばらく見つからなかった定規やペンのキャップなどが続々と発掘される。われながら管理の雑さかげんにほとほと呆れるよ・・。そして理科プリントの山から発掘された参考書を見てまた胸がときめいた。ときめいた?いや、表現がちょっとおかしいな、なんていうか懐かしいというか愛着があるというか。我が家の受験で多分一番役にたったと思われる受験理科の裏ワザテクニック

6年生から通塾したツグオにとって物理分野ははじめは本当にちんぷんかんぷんだった。塾では解説なしで演習問題に取り組まなければならなかったようで帰宅後に困った困ったとなっていたところ、兄がこの本を手渡してくれたのだ。電気回路はこの本で本当にばっちりわかった。わかりやすく簡潔に説明してあるので私が解説するより数百倍理路整然と理解できる。バネも浮力も、てこも滑車も基本はこの本で全部学んだ。税込み1,080円のこの一冊のおかげでツグオはすっかり物理分野が得意になり、以降それは理科の得点源となったとさ。

コツコツ勉強してきちんと基礎ができている子には不要だけれど、うちのように土台がないけど大至急その土台を補修しなければいけないというタイプの子には是非この本をお勧めしたい。パターン認識だけででなんとか問題をといている子には特に。私が中学受験の参考書で推薦するとしたら真っ先にこの『裏ワザ〜』を推薦するな。

パラパラとページをめくりながら動滑車懐かしすぎー、とかまた思い出にひたってしまった。

 

・・・こんな調子で勉強部屋の掃除は遅々として進まない。

大学受験に向けて、じゃなくて。

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もうすぐ一貫校での6年間の生活がはじまる。新しいコト、新しいモノ、というのはそれだけで楽しくうれしくなる。13歳から18歳にかけての人格形成にとても大きな影響をうける時期は母としては実は恐ろしくもあるのだけど、多くの友達や先輩や後輩からよい刺激をもらって充実した青春を謳歌できると信じている。

そういえばツグオの受験期に、過去問が解けないと嘆く弟に兄ナガオが言ったことがある。

「中学なんてどこいっても楽しいよ。一番楽しい時期だから公立中でも絶対楽しいと思う。」

すごくわかりにくかったけれど、多分あれは励ましていたんだろうな。どこの中学に進学したとしても大丈夫、みたいなことを言いたかったんだと思う。弟は当然のごとく「オレが公立だといいたいのか!」と牙をむいてたけど。(笑

そして母としては、そんな言葉が出るくらいナガオは中学生活を楽しんでいるのか~、と嬉しかった。

ツグオはこれからの6年間をどんな風に過ごすことになるのかな。私としては音楽をやってほしいし、ボランティア活動にも携わってほしいし、地元でちびっこサッカーのお手伝いなんかもしてほしい。(もちろん兄にもそれとなく提案したことがあるけれど、歯牙にもかけられなかった・・・私の人生じゃないから当たり前か。)突然留学したい!なんて言い出したら嬉しいな。その時に備えて私も情報収集と費用の確保をしておこうかな。トビタテ!留学JAPANに採用されたりしたら超嬉しいんだけどなぁ~。

中学受験が終わると「すわ大学受験へのスタート」なんて無粋なことはいわないでおきたいな。