サッカー少年よ、勉強しろ!

サッカー少年から一転、2017年中学受験に向けて勉強はじめたツグオの記録。兄ナガオはサッカー三昧。

サピックスパネルを真面目に回答

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サピ卒業生ならご存知だと思うサピックスパネル。サピックスでは卒業生に定期的にアンケートを行い、集計データを入試情報などで使っている。さぴあ、とかに掲載されてたりした気がしたな。

で、そのサピックスパネルの28期生向けのアンケートが本日(10日)から始まった。28期生は新中一生で、高校終了まで(高3はアンケート少ないみたい)アンケートの依頼がある。

私は25期生の親でもあるのですでに3年ほどのこのアンケートに答えているヨ。アンケートのお知らせに気づかずスキップした回もほどほどにあるのだけど、できるだけ答えるようにしている。『勉強時間に関するアンケート』に答えながら中高一貫生の凋落ぶりをかみしめ悲しくなることもしばしば。1日何時間勉強してますか?と聞かれてもおそらく分単位でしか答えられないよ。

ちなみにこのアンケート、インセンティブがあって、さっき確認したら私すでに5,000円くらいアマゾンポイントでもらってた。チリツモ!

後輩達の参考に少しでもなればいいのだけれど。

制服の前にウエア新調

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サッカーの練習を再開したので、昨年使っていたピステを引っ張り出してきたら見事なまでにツンツルテンになっていた。

受験勉強に専念している間は運動量が減るからきっと太るだろうと思っていたら、横にゆかず縦に伸びたらしい。会う人会う人に「ツグオ君大人っぽくなったね!」と言われ、母は面映ゆいような寂しいような。

ただ太りはこそしなかったものの筋肉は格段に落ちてしまい、シルエットがなんかぬるい感じ。これからはガンガン食べてがっちり体型になれるようトレーニングしなきゃだね。

新しいピステ買わないとなー、なんて思っていたら夫がちゃぁんと用意していた。ピステもスパイクもピカピカの新品がツグオの復帰を待ちわびていた。中学受験には何の寄与もしなかった夫はツグオのサッカー復帰を心待ちにしながら日々ポチポチとネットショッピングに勤しんでいたようだ。ついでにナガオにも新しいピステ買ってた。これから制服とか授業料とかどばっと請求がくるのだからそろそろ節約体質になって欲しいんですけど・・

そして昨日の話。

会社から帰宅したら家の前にクマがいて死ぬかと思った。暗がりの中目をこらしてよく見るとクマではなく真っ黒いピステを着てリフティングをするツグオだった。確かに大きくなってるわ・・。

「久しぶりにボール蹴ると足が痛い」というので、寒いしもう帰れば?というと「もう少し」らしい。こういう姿を見るとちょっと前までガリガリ机に向かっていたのが嘘のようだ。あれはもしかして私の妄想だったのだろうという気にさえなってくる。じゃぁ合格したのも夢?いや、そりゃ困る。

 

ジュニア世代の最後の公式戦に向けて、ツグオは少し焦り気味。

受験ロス、それは共依存からの脱却・・・なんちゃって

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共働き親の放置系中学受験さんのブログを読んでああ、なんかわかるなぁ、ってすごく共感した。

wildhog.hatenablog.com

怒涛の中学受験は濃度は高いけれど期間は短い。入試は始まってしまえば本当にあっという間に終わってしまって、でも終わったあともその濃すぎる時間の余韻が体から抜けない。めちゃくちゃ面白い映画を観終わった後の疲労感に似ている。頭の中で再生しなおしたいんだけど細部までは覚えていない。ただすごく感情がゆさぶられたことだけは感覚として残ってる、みたいな。

私も仕事中は普通だけど、通勤電車の中とか夜子供が寝たあととか、ぼーっとしちゃったり、もうどうでもいいはずのサピの偏差値表ひろげてみたりしている。( ̄ω ̄;)エートォ...

プリントがうず高く積まれた勉強部屋は片付けるどころか足さえ踏み入れてない。まだそこは異空間で毎日コピーしたり消しかすを掃除機ですったりしていた残像みたいなのが残っていそうで・・・。綺麗好きの夫がキレる前にいいかげん片付けなきゃいけないんだけどね。入試が終わるまでは「受験終わったら全部一気に捨ててやる!」と思ってたけどいざとなるとなんかまだ思い切れない。

とくに息子の中学受験は母親がかかわれる本当に最後のイベントなので思い入れも深くなるのかもね。一方で子供は呆れるくらいあれほど簡単にあの苦しかった受験のことを忘れちゃってる、というかそんなイベントそのものがなかったかのごとく日常に戻っている。

 

私ももう少し時間がたてば気分も平穏になるかな〜と思う。その時が私の共依存解消の時かもね。

中学生になりたいなら英語の勉強をしろ

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サピックスのマイページをなんとはなしにみていたら、Y-SAPIXの新中一講座の案内が出ていた。そういえば以前に塾でもそんなチラシをもらったような気がしないでもない。当時はそれどころじゃないから即ポイしたと思ふ。。

小学生講座が終わったばかりなのに、中一講座が気になるなんて私もずいぶん毒ママ教育ママになったものだ。でも受験期にくらべると今のツグオは伸びきったゴムのようなので、もう少し目標とかメリハリとか欲しい。一応ボールを持って自主トレらしきものは始めたようだけれど・・

で、気になる中一講座。1日2時間×4日間でサピ卒業生特別価格が10,800円。一回の入試に2,3万をバンバン払った直後の人間にとってはむっちゃ安く感じられる。むっちゃ安い。安い?本当に安いの?

10,800÷4÷2=1コマ税込1,350円なり。うーん、やっぱり安い気がしてきた。長い春休みのたった4日間だけの勉強がどれほど役に立つのかは甚だ怪しいきれどちょっと心惹かれちゃうわ~。ナガオも「英語だけはやっておいたほうがいいぞ」とツグオを脅していたみたいだし。

中学に入ってみるとよーいドンでABCから始めるグループとすでに英検2級くらいの子と隠れ帰国がいる。よーいドンで始めても全然いいと私は思っていたんだけれど、わざわざアドバイスするところをみると兄は肩身がせまい思いでもしたのだろうか。さすがに隠れ帰国には追いつけないとしても落ちこぼれて英語嫌いにならないレベルは保っておきたい。

英語教材買って私が教えるのか、英語塾に入れちゃうのか。そうだ!こんな時こそスタディサプリだ!ナガオは全然続かなかったけれどコストパフォーマンスは最高(月額980円)なのでひと月くらいは飽きずにやってくれるんじゃないかな?

というわけで一瞬心惹かれたものの、Yサピはあえなく却下。これからさらに出費が続くのだから受験インフレからは一刻も早く脱却せねば・・・。(`0´)ノ オウ

基礎トレに始まり、基礎トレに・・終わりたくない

通塾をはじめた1年前、学力なんて全然なかったツグオと最初に誓い合ったことは「算数の基礎トレだけは毎日欠かさずやる」ということだった。基礎トレって「基礎」とは名ばかりで結構難しい問題も混ざっている。サピの偏差値表でいう50あたりの学校の算数なら基礎トレ完璧にやっていれば太刀打ちできると言われるくらいだからさもあらん、だ。千里の道も一歩から、塵もつもれば山となる、プラクティス メイクス パーフェクト。

基礎トレはいわゆる一行問題みたいなのが1ページに10問あって、目標タイム10分で取り組む。毎日1ページ、1冊目の2月号では12分くらいかかって6点とかだった。

それが時を経て12冊目となる1月号に取り組む頃には6分で10点がアベレージになっていた。算数が苦手で閃かないタイプの子供なので難問は解けないものの、計算問題は確実にとれるようになったのはひとえにこのトレーニングのおかげだ。(もっとも難関校では計算問題というものは入試では出題されなかったりするので得点源にはならないんだけどもさ。)

2月1日の試験日の朝は毎日やっていた基礎トレが終わってしまって何から手をつければいいかちょっと困ってしまった。我が家では勉強をスタートするルーチンみたいなものだったから。

基礎トレ、できれば6年生の3月まで作ってほしいな。せっかく身に着けた勉強習慣を絶やしたくないし、それに変わる市販の教材なんか買ってきたら子供からの反逆にあうことは火を見るより明らかだし。

中学に入ると数学が格段に難しくなり、さらに私立は進度も速い。兄の様子(定期テストの度に青ざめている)をみていても日々なまけず数学に取り組まなきゃツグオはこの先大変なことになりそう。何かうまい誘導方法はないものかな・・・。去年の2月号の基礎トレからもう一周してみるとか?

・・・やるはずがない・・・。(ノ_-。) 

サッカー少年、ピッチに還る。でもその前に

サッカー少年、やっとピッチに還る日が来た。半年ぶりのスパイク、慣れ親しんだボール。何時に帰ってくればいい?と問う息子に「好きなだけ。何時まででも。」と練習に送り出す私。

 

中学受験が終わった。ツグオの志望校は1校だけで、明確なビジョンを持っていたのもその学校だけだった。親は第二志望校群を選んでおいたので万が一の時もなんとかするつもりではいた。でもツグオは「100か0のつもりでいる」と明言していた。その辺は私のミスリードだったのだけど、結果は唯一の志望校に呼んでもらえた。これを縁といわず何と言おう。

縁を掴んだ日、驚くほど多くの人から祝福をいただいた。どこからの情報?というくらい素早く迅速に情報は伝わったようで、我が事のように多くの人が喜んでくれた。ツグオへの祝福、私への労い。泣けて仕方ない一日だった。

結果は100だったけれど、今回の受験に母としては反省することも多かった。サポート力はゼロだったし、メンタルのケアもできなかった。100と0はまさに紙一重だった。だからこそ中学受験は「縁」なのだと思う。

 

入試が始まってからはインターネットは一切触れず過ごしたけど、実はブログはずっと書いていて。ほとぼりが冷めた頃、バックデートでそっと公開しようかな。迷える次のサッカー少年達のために。胃潰瘍になるくらい苦しい日も意外となんとか切り抜けられるもんだ、とか。心臓をたわしで擦られているくらい苦しい日も一週間がまんすればなんとかなるよ、とか。先が見えれば耐えられることは多い。

 

そして。中学受験界は愛おしいけれど、ツグオは先に進まなければならない。受験のための足踏みは終わり、これからは勉強とサッカーにもう一度真摯に向き合って行こうと思う。

受験日はいつもと変わらない『一日』

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中学受験本番。

 

試験前日は予定通り塾に通い、いつも通りの食事をして普段通りに就寝した。受験日当日はいつもより少し早起きしていつも通りの朝食。ハムと卵にスープとめかぶ、お茶碗一杯のご飯を食べた。

 

夫は仕事で不在、兄ナガオは起床前だったので誰に見送られるでもなくツグオと母の二人で家を出る。日の出前の空は気温は低いけれど「冷たさ」は感じなかったな。

試験日だからといってファンファーレが鳴り響くわけでもなく、一張羅を用意してるわけでもなく、カツカレーを食べる訳でもない。その日を迎えるまでは受験日は何か特別な一日なのではないかと思っていたけれど、迎えてみればいつもと何ら変わらないただの一日だった。毎日の生活の「学校に行く」のパートだけが「試験会場に行く」に変わっただけといった感覚というか。

それでも試験会場に到着するとサピの先生たちが大勢で待ち構えてくれていて、胸がぐっと熱くなった。真冬の寒空の下、どこの塾よりも激励の先生の数は多かったと思う。初対面の先生の「落ち着いてしっかりやりなさい」の一言にツグオは頭をさげる。20人くらいいたのだろうか、いつになったら終わるんだ?と思うくらいたくさん握手をしてもらった気がする。そして直接お世話になっている先生からは肩をたたかれ力強く頷くツグオ。そんな光景を見るだけで母は涙涙だった。無事この日を迎えられたことに心から感謝したい。そしてここまでがんばった息子を本当に誇りに思うよ。

 

試験後はテストの話も間違い直しも一切しなかった。時々ツグオが思い出したように「そういえばこんな問題が出てさ・・」なんて言う度に「もう終わったテストのことは忘れよう。次の試験に向けて今できることをやろう。」と励ました。兄ナガオは試験問題を見て「よくこんなアホらしい問題に1時間も取り組んだよな。」とティーンネージャーらしい回りくどい称賛をおくっていた。出張から帰ってきた夫は「今日はカレーの日なんだぞ!」と一人しつこくカツカレーを推していた。